音楽という存在を意識した正確な時期は覚えていませんが、
洋楽に限って言えば、小学5年頃にマライア・キャリーを聴いたのがきっかけだったような記憶が。
その時は「これだ!」と思ったわけでもなく、ただ感覚的に洋楽の心地よさに子供ながら酔いしれていた感じで。
今とは社会的環境も異なっていたから、情報源も限られていましたからね。
「MAX」っていうオムニバスを買って、確かマイケル・ジャクソン、アスワド、クレモンティーヌとか収録されていました。
「MAX」のVol.2にダイアナ・キングの「Shy Guy」が収録されていて。 それ聴いてぶっ飛びました。
「Shy Guy」が1つの大きなきっかけになり、
その後、僕がブラックミュージックに完全に虜になってしまったのは
中学3年生の時に出会ってしまったC+C ミュージック・ファクトリーの「Do You Wanna Get Funky」。
オリジナル・バージョンじゃなくて、シェリル・リンの「Got To Be Real」をサンプリングして、ナイス&スムースが参加したバージョン。
たまたまダンサーやDJが既に中学の時に多かった学校だったから、この曲が入ったテープがどこからか回ってきて。
これを初めて聴いた瞬間に「これだ!」って思いました。
でも、当時はこの曲が何のジャンルかという事なんて何も分からず。
ピュアな気持ちで「超カッコいい!」って思っただけ。でも、何か確信的な気持ちはありました。
環境に恵まれていたのかは分かりませんが、進学した高校にもDJやっている奴らが多くて。
そこで言われた一言。
「お前、R&Bは聴かないの?」
何だ、R&Bって。
R&Bっていう言葉を初めて耳にしたのは正にその時。
今から15年前。当時16歳の時でした。
それからDJをやり始め、社会人になってからもR&Bへの情熱が消える事無く、
給料の大半はレコードとCDへと注ぎ込み、ひたすら無心で良い音、好きな音だけを追い求めていく生活。
僕がR&Bに出会った経緯は、ザクッとお話するとこんな感じです。
じゃあ、僕の使命とは?
大好きなR&Bを仕事にして、R&Bを日本中に広めて、根付かせる。
単純な話で、好きだからやる。それだけです。
「好きだ」っていう思いは誰でも持っているでしょうけど、理想だけを口にして行動しない人、多いでしょ?
僕はR&Bが好きだから、それを仕事にして、夢を形にする為に突き進む道を選んだ。
小学生の頃に初めてマライア・キャリーを聴いた頃と、本質は何も変わっていないんです。
海を渡って日本へとやってきた音楽R&B。
自分は誰よりもR&Bが好きなんでしょう。だから仕事にしているし、仕事に出来るんだと思っています。
僕は、自分からR&Bを聴きたい!っていう形でR&Bに出会ったのではないのは、先述の通り。
たまたま耳に入った音楽が心地よく、それがR&Bだった。
僕のDNAの中にR&B好きという回路が組まれているのであれば、
その遺伝子を使って世の中に貢献しないなんて、もったいないですよね。
自分の力を信じて、それを恐れずに解放するだけ。
僕の使命は、日本にR&Bを根付かせる事。