どんな人、どんな物にとっても、「名前」は非常に大きな意味を持ちます。
それは世界中で活躍するアーティストにとっても同じこと。
今回はその中でもインパクト大な芸名を持ったアーティストをピックアップ!
その由来と共に各アーティストお薦めの楽曲をご紹介します。
①Me’shell Ndegeocello – 『If That’s Your Boyfriend(He Wasn’t Last Night)
昨年の来日公演も記憶に新しい、ネオソウルの先駆者・ミシェル・ンデゲオチェロ。
シンガーとして、そしてベーシストとしても強烈な才能を発揮し、常に前進を続ける彼女からは今年も目が離せません。
本名はミシェル・ジョンソンといい、アーティスト名の「ンデゲオチェロ」は“鳥のように自由”という意味を持つスワヒリ語です。
②Jamiroquai – 『Travelling Without Moving』 Live From Abbey Road
世界を股にかけ積極的な活躍を続けるジャミロクワイ。
ジャムセッション=「Jam」と、北米インディアンのイロコイ族=「Iroquai」という二つの単語を組み合わせた造語がそのバンド名の由来です。
ちなみに彼らの作品の中で度々目にする角の生えたキャラクターは「バッファローマン」といい、ヴォーカル・JKがある日自分のシルエットをスケッチしたことがきっかけとなって生まれたのだそう。
③Musiq Soulchild - 『Just Friends(Sunny)』
フィラデルフィア出身の実力派シンガー・ミュージック・ソウルチャイルド。アーティスト名を「Musiq」と短縮していた時期もありました。
この大胆な名前は、十代の頃から地元のジャズクラブやオープンマイクのコンテストで人々の注目を集めていた頃の経験などが由来となっているのだそうです。
④The Brand New Heavies – 『So You Remember』
先に紹介したジャミロクワイ、そしてインコグニート等と並んで90年代のアシッドジャズブームを牽引したアーティスト、ブランニュー・ヘヴィーズ。
その名前の由来は、彼らが最初のレコード契約を結んだ直後に発表されたジェームズ・ブラウンのシングルのライナーノーツに記された「Minister of New Super Heavy Funk (新しいスーパーヘビーファンクの大臣)」にあると言われています。
今もなお精力的な活動を続けており、今回ご紹介した昨年発売の最新作では、活動初期のヴォーカルを務めたエンディア・ ダヴェンポートが再び参加しその豊かな歌声を聴かせてくれます。サウンド的にも90年代前半を彷彿とさせるような、思わず踊りだしてしまいたくなるナンバーが盛りだくさんです。
さて、いかがだったでしょうか?
逆に「あっそれ本名なんだ」というアーティストもいますよね。Princeとか、John Legendとか……
あなたのお気に入りのアーティストも、その名前の由来を調べてみるとこれまで知らなかった彼らの意外な一面が発見できて面白いかも??