本日のSOUL iNDEXでは、豪華アーティストたちが手がけた映画のサウンドトラックの名盤をご紹介します!
楽曲を通じて感じられる濃密な世界観を通して、ぜひ気になる作品を見つけてみてください。
このゴールデンウィーク、お家でのんびり過ごされる方は特に必見必聴ですよ~!
ということで早速参りましょう!
Prince – 『Purple Rain』
まずは先月あまりにも突然この世を去った世界的スター・Princeの記念碑的名盤『Purple Rain』。
この作品はPrince自身が主演を務めた大ヒット映画『Purple Rain』の同名サウンドトラックとしてPrince & The Revolutions名義でリリースされ、アメリカ国内だけでも1600万枚以上を売り上げる大ヒットを記録しました。
アルバムは第57回アカデミー賞の歌曲・編曲賞、第27回グラミー賞の最優秀映画・TV作曲賞を受賞。
ヴィジュアル・アーティストとしての本領を発揮したプリンスの代表作と言える作品となっています。
この独特の世界観と鮮烈なサウンド、そしてPrince本人の圧倒的な存在感。
ファンの間でカルト的な人気を誇る映画/アルバムとなったのも頷けます。
Antonio Sanchez – 『Birdman』
続いては昨年大きな話題となったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作『Birdman』。
サウンドトラックを今最注目のジャズドラマー・Antonio Sanchezが手がけ、「作品に魔法をかけた」と言われるほどの世界観を演出したことで、本作は映画界だけでなく音楽界からも大きな注目を集めました。
うっとりするようなクラシック音楽から、登場人物の錯乱や不安を煽るようなドラムソロまで、作品に登場する音を支配し変幻自在に操ってみせたSanchezの手腕に人々は絶賛の声を寄せました。
ご紹介した映像の中では、0:45あたりから、作品のメイン・テーマとなる美しいクラシックの楽曲が聴こえてきます。
Jay-Z – 『The Great Gatsby』
続いては、レオナルド・ディカプリオ主演で世界的ヒットとなった2013年公開の『The Great Gatsby』。
アメリカ文学の最高峰と言われる小説を基に制作されたこの作品の最大にして最高の魅力と言えば何と言ってもそのゴージャスさ。
豪華絢爛かつエンターテインメント性に富んだ映像は、観る者を現実から引き離し、夢のような世界へと連れ出してくれます。
この極上の映像に音楽をつけたのはご存知Jay-Z。
エグゼクティヴ・プロデューサーを務めたJay-ZのもとにはLana Del Ray、Beyonce & Andre3000、Fergie & Q-Tip & GoonRock、Will.I.Amなど映画本編に勝るとも劣らない豪華な面子が集結し、作品を煌びやかに彩りました。
Eminem – 『Southpaw』
昨年公開された『Southpaw』は、アントワーン・フークア監督作、娘と過ごす時間を作るために引退を決意していたボクサーが悲劇に見舞われチャンピオンの座から転落、娘のために再び栄光をつかもうと奮闘するボクシング映画です。
この作品の音楽監督を務めたEminem、実は元々同作の主演も兼任するはずだったのだとか。
ところが2012年に「音楽活動に専念したい」という理由でEminemが降板したことで、代役をジェイク・ギレンホールが務めることとなりました。
とはいえ内容的には「ある意味で(Eminemの半自伝的映画である)『8Mile』の続編的なものであり、彼の人生の第二章を隠喩的に語るもの」となっており、Eminemは音楽面から引き続き作品に関与。
50centやBad Meets Evil、Joe Budden、Slaughterhouseなど錚々たるアーティストを集め、映画の世界観をを熱く盛りたてるサウンドトラックを完成させました。
Ray Charles – 『Ray』
世界中から愛された天才ソウル・マンとして、そして一人の人間として、アーティスト・Ray Charlesの人生を描き大ヒットを記録した映画『Ray』。
本編にはRayが世に放った数多くの名曲が使われ、その全てを生前のRay自ら選曲したことでも話題となりました。
サウンドトラックに収録されたのは、グラミー賞に輝き、全米No.1の称号も手に入れた名曲”Georgia On My Mind“や”Hit The Road Jack“は勿論、ライブアルバム『Live In Japan』(1976)から選ばれた上質なライブパフォーマンスを含む全17タイトル。
映画の、というだけに留まらない、アーティスト・Ray Charlesの人生そのもののサウンドトラックとも言える豪華な一枚です。
Robert Glasper – 『Miles Ahead』
現代ジャズのキーマン・Robert Glasperが手がけたのは、伝説のジャズマン・Miles Davisの伝記的映画『Miles Ahead』。
主演・監督・脚本を務めたドン・チードルと綿密な打ち合わせをしながら制作を進めたというGlasper。
サウンドトラックには彼が選曲したMilesの楽曲の他、新たに作曲されたオリジナルが全部で4曲収められているといいます。
Herbie Hancock、Wayne Shorter、Esperanza Spalding、Antonio Sanchezが参加した”What’s Wrong With That“をはじめ、参加メンバーリストを見ただけで思わず縮み上がるような豪華な布陣で蘇るMiles Daviesの居た世界。
音楽ファンなら見逃せない作品となりそうです。
さていかがだったでしょうか?
良い音楽が彩る良い映画。
作品の世界観にどっぷりと浸かって、日頃の疲れを癒してみては?
ということでSOUL iNDEX、今日はここまで!
また次回~!