以前ご紹介したCMソングに使われているブラックミュージックのまとめがいくらかご好評を頂いたので続編書きました。
音楽の力というのは凄いです!曲を聴くとあぁこのCMかと思いだせるんですから。
それでは早速CMソングに使われる名曲達をチェック!
“Ai No Corrida”
これは良くCMなどなどに使われていますよねー。
コカコーラ「カナダドライジンジャーエール」
2005年に放送されていたモデルの山田優さんが出演されているジンジャーエールのCM。
でき上がった CM は、山田さん本人も「カッコよくできた」という自信作。
出典:コカコーラプレスインフォ
ということなんですが、これヘッドホンで聞くと意外とベースがスラップ的な音質でベチベチいっててかっこいいということにこれ書きながら気づきました。笑
資生堂「uno」
こちらはパイレーツ・オブ・カリビアンなどで有名なオーランド・ブルームが主演。ただのCMというよりももうショートフィルム級の出来ですよね。
お気づきの方も多いと思いますがサビの部分が「♪Ai No Corrida」ではなく、「♪uno I need it!」と替え歌されています。まるで昨年話題となったギャッツビーCM(詳細はこちら)のようですね。
前回のCMソングシリーズの記事でご紹介した木村拓哉さん主演のギャツビーのCMと同様、シンガーが誰なのかは不明のようですね。
原曲はこちら
そして原曲のQuincy Jonesの……といいたいところでしたが調べていたらこんなことが。
映画『愛のコリーダ』にインスパイアされたクインシー・ジョーンズの……と紹介されることが多い人気の高い名曲なのですが、実はイアン・デューリー&ザ・ブロック・ヘッズのキーボーディスト/ギタリスト/ソングライターとして知られるチャズ・ジャンケルが80年に発表したソロ作『Chas Jankel(邦題:愛のコリーダ)』に収録された曲がオリジナル。
そうだったのか……。
“To Feel The Fire”
今までご紹介してきたのはもともとある曲をCMに使ったっていうパターンでしたが、この曲はちょっと違います。
世紀の天才ソングライター、スティーヴィーが、この商品のために書き下ろした曲で、ベスト盤にのみ収録されています。
というこの下記のCM専用ソングなわけです。そんなことあるんですねー。
キリンビバレッジ「Fire」
1999年に公開されたこのCMですが、上述の通りこの曲はこの商品のために書かれたものなんですね。矢代亜紀さんや五木ひろしさん、Gacktさんなどいろんな人がこの曲を歌っていますね。
原曲はこちら
「To Feel The FIRE」は、日本独自企画盤の『Feel The Fire Stevie Wonder Ballad Collection』(UICT-9001)に収録されていますが、最近、ユニバーサルから出たベスト盤『Definitive Collection』の国内盤『ベストコレクション』にもボーナス・トラックとして追加収録されています。
“ローリングストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー”でも9位の世界的シンガーが日本の企業のために曲を書いて、それがベスト盤にも収録されるってなんだか嬉しいですね。って思うのは私だけでしょうか?
“U Can’t Touch This”
この独特の曲調はきっと聞いたことがあると思います。しかしインパクト強い曲だ…笑
グリコ「ポッキーチョコレート」
嵐の二宮さんが出演されている ポッキーのCMです。こんなコミカルなことをやってても絵になるんだから凄いもんです笑
「ALL」篇では、ポッキーの「ポ」と、楽曲の「Po Po Po~」と歌う部分を関連付け、季節ごとの様々な行事に同商品が合うことを「○○(行事名)&Po」というコピーでアピール。
原曲はこちら
先日、”江南スタイル”で大ヒットしたPSYとの共演で話題になった MC Hammer。彼の独特のダンスとファッションによって一躍日本でもブームとなったこの曲ですが、サンプリング元ネタはRick Jamesという人の“Super Freak”という曲です。(この方、ファンク・ディスコ界にとっては偉大な功績を果たしたのですが、ドラッグや犯罪も頻繁に起こす超問題児でもあります。)
”Don’t Knock My Love ”
この曲名を見ても「ん!?」となかなかどんな曲か想像つかない方も多いと思いますが、聞いてみれば「あぁアレね」となりますよ!
Softbank「プラチナバンド」
SMAPの皆さんが出演されているこのCM。ただ歩いているだけなのにカッコイイですね。ソフトバンクはどうもお父さん犬などコミカルなイメージのCMが印象強いですが、こういったCMもあるんですね。
原曲はこちら
Soul Trainの映像ですが、この曲なんか聞いたことありますよね?
そうです、8時だよ全員集合の名物企画の早口言葉で使われていた曲ですね。ご存知の方も多いでしょうが、ヒゲダンスの曲はテディー・ペンダーグラスの曲ですし、もともとバンドとしても活動していたドリフターズの音楽センスの良さを感じますね。
そしてもしかしたらこっちの方が有名かもしれませんが、Marvin GayeとDianna Rossにもカバーされています。
”Virtual Insanity”
Acud Jazzバンドの代表格Jamiroquaiの名曲です。これはだいぶ話題になりましたね!
日清 「カップヌードル」
何が当時一番話題になったかというと、「これを歌っているのはJK本人なのか」ってやつですね。
日清さんは「秘密です」という姿勢を崩さないままでしたが実際どうなんでしょうねぇ。でも口元あたりは修正されている感じがしますし、恐らく違う方が歌っていそうですね。という私的見解です。
原曲はこちら
そしてその原曲がこちらですね。
スムーズにイスやJKが動いているわけですがそもそもこれどうやって録ってるのかぱっと見わからないですよね。それでメイキングを探してみました。
英語だから何言ってるか完全にはわからないんですが(笑)どうやらカメラを固定して、壁を人力で動かしているらしいです。思ったよりだいぶアナログですが発想の勝利とも言えるPVですね。
余談ですが、この”Virtual Insanity”はJamiroquai『Travelling Without Moving』に収録されていて、どうでもいいとは思いますがこのCD筆者のガチオススメ盤です。笑
“Travelling Without Moving”のブリブリにドライブのかかったベース、”Cosmic Girl”のどこか浮遊感を持ちながらも踊れるビート、そして”Virtual Insanity”と何度聞いたかわからない名曲達が溢れた名盤ですのでよければ聞いてみてください。