日本を代表するソウルシンガーといえば、誰もが思い浮かべるであろう。
今年でデビュー15周年を迎える”MISIA”
昨年は、自身初の紅白出場ということもあり、いつも話題が絶えない。
そんな彼女のアニーバーサリーイヤーに、ベストアルバム”Super Best Records”を発表した。
彼女のデビュー以来から、現在に至るまでの軌跡を感じられるであろう、このアルバム。
変わっていく時代に、変わらないものをちゃんと届けていく
出典:ナタリー
彼女の生き様や思いを、曲とともに紹介していきたい。
1998~ ソウルミュージックをアジアに
「ASIAの人々に自分の音楽を伝えたい”、”音楽界の救世主(メシア)になりたい」
出典:タネタン
デビュー曲”つつみ込むように…”
”Super Best Records”の1曲目に収録されているこの曲は、原曲と親録の両方を収録。
15年で増していく彼女の声の深みや、変化を聴き比べることができる。
MISIAの代表曲として挙げられるほどのヒットナンバーとなっている。
1st.”つつみ込むように…”
そして同年、アルバム「Mother Father Brother Sister」を発売。300万枚近い売り上げを記録。
2nd.”陽のあたる場所”
このアルバムの収録曲ともなっているMISIAの代表曲だ。
“K.I.T”
アルバム2曲目に収録されている曲です。
私の好きな曲です。
聴いてください。
サビのアウトとベースラインがヤバかっこいいです‥‥
MISIAの曲は、日本では、あまり馴染みのないベースラインやメロディが特徴です。
そして、この頃からCMにも起用されるようになり、ソウルミュージックの流行の最先端を走った。
3rd.”BELIEVE”
そんな彼女の活動のルーツ、「ソウルミュージック」との出会いは幼少期にまでさかのぼる。4才でピアノ、9才でコーラス始め小さい頃から音楽に親しんでいた。そんなときに教会でゴスペルにふれ、映画「天使にラブソングを•••」やミュージカル「Mama,I want to sing」などを見て感銘を受けたことがきっかけと言われている。
出典:MISIA プロフィール
「天使にラブソングを•••」の影響があったとは。
2000~ バラードシンガーとしてのMISIA
MISIAの名を世に轟かせたのがこの曲”Everything”だ。
フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌となり200万枚を超える爆発的大ヒット。
シングルでは自身初のオリコンシングルチャート1位を獲得。
一躍、バラードシンガーとしての”MISIA”の地位も確立した。
ソウルフルなイメージとは裏腹に、バラードを壮大にかつ繊細に歌いこなす彼女の可能性をさらに広げた。
7th.”Everything”
この”Everything”の印象的なPV、なんと撮影場所は横浜の赤レンガだそうです。
赤レンガに雪?!あの雪の正体は、なんと何トンにも及ぶ、塩だそうです。
あれどうやって片付けたんでしょうかね‥‥。
‥‥そして、”Everything”に続き、壮大なバラードシングルを発表。
キリン『RAKUDA』CMソングやフジテレビ系ドラマ『恋愛偏差値』主題歌に起用された。
10th.”眠れぬ夜は君のせい”
2005~ MISIA & Erykah Badu feat.”Love TheEarth”
『愛•地球博』にてアメリカの歌手エリカ•バドゥと共演。
共演のキッカケとなったのが、アルバム”MARS & ROSES”に収録されている”赤い命 feat. Erykah Badu”だ。
ニューヨークでのレコーディング中に、MISIAはエリカのスタジオを訪ねた。
もともとMISIAは、エリカの大ファンで、この曲のイメージにぴったり合うエリカに共演を依頼した。
そしてこの曲への思いについて説明。彼女の平和への思いや祈りを感じ、エリカは感銘を受け、この共演が実現するに至った。
”赤い命”
「音楽もまた自然から生まれたものであり、自然を愛することは全ての文化を愛することにつながる、私はシンガーと
して自然を愛する気持ちを音楽で伝えていきたい」
この出来事が、MISIAを世界に羽ばかせ、彼女の思いを世界中の人に届けられるキッカケになったといえる。
この頃からケニアのナイロビ最大の貧民街キベラ・スラムの訪問や、世界中の子どもの教育支援を目的の非営利団体”Child AFRICA”(チャイルド•アフリカ)の立ち上げ、アフリカをはじめとする途上国の支援活動を行なったりと、音楽以外でも活動の場を広げていった。
愛•地球博でのエリカとの共演や、彼女の音楽への思いがエンジンとなり、世界中での活動を加速させる。
この頃から、彼女の曲には、彼女の思いや願いを感じさせる歌詞が多くなっている。
テレビなどで、 よく聞く曲ばかりですな!
20th.”約束の翼”
23rd.”逢いたくていま”
“DEEPNESS”
このDEEPNESSは、極寒のモンゴルの大草原で撮影したそうだ。
彼女の書いた歌詞。
「あなたさえいればいい この世界で全てをかんじていたい」
壮大な大地にたった一人で力強く映し出される彼女の姿と、歌詞に綴った思いが、見事に”MISIA”を語っている。
変わっていく時代に、変わらないものをちゃんと届けていく
出典:ナタリー
アニーバーサリーベストアルバム”Super Best Records”は、彼女自信の変化と、その中でも変わらない物を伝えていくという思いをまさに体現したアルバムとなっているであろう。
これからも彼女の活動には、期待するばかりだ。