あなたはこの人を知っていますか?
今、確実におさえておきたい日本のシンガーソングライター・さかいゆう。
「ポップ」と「グルーヴ」が絶妙に溶け合う彼ならではの音楽世界はこれまで多くの人々を魅了してきました。
22歳で単身LAへと渡り、そこで吸収したSoulやR&B、Jazz、Hip-Hop等様々な音楽の要素は今の彼の音楽を語る上で欠かすことのできない大きな特徴のひとつ。
約一年間の留学を経て、2009年にメジャーデビュー。
デビューシングル『ストーリー』は全国のFMラジオ43局でパワープレイを獲得するなど、大きな注目を集めました。
そして昨年その名が日本全国へと大きく広まったのがこのCM。
彼の名前や顔をご存知なくとも、この曲に聞き覚えがある方は多いのではないでしょうか?
昨年放送された、三菱自動車eKワゴンのCMソング『薔薇とローズ』を歌っているのがさかいゆう、その人。一時期かなり話題になりましたよね。
いやー、井川遥さん超絶美しい……
槇原敬之や山崎まさよしなど、プロのミュージシャンにもファンが多いという彼の声、その音楽について、今回はグググッと迫ります。
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1979年生まれ、高知県出身のさかいゆうが音楽の道を志したのは18歳の頃、ミュージシャンを目指していた友人が交通事故で亡くなったことがきっかけだったといいます。
友人の遺志を継ぐ形で歌い始めた彼はその後21歳で渡米し、LAにてSoulやR&B、JazzやHip-Hop等様々な音楽にじかに触れることで、自身の音楽をより豊かなものへと育んでゆきました。
そういった音楽から色濃く影響を受け体得したグルーヴ感と、独自のポップセンスを絶妙にブレンドすることで生まれた彼にしかつくることのできない新時代の音楽は、幅広いリスナーの耳と心を捕え、2009年のデビュー以降着実にファンを増やし続けています。
本場仕込みのグルーヴ感
「SHIBUYA NIGHT」
ウーーーーーーン、、、、、GROOOOOVY!!!
このグルーヴ感は、現地で足繁く通ったライブやルームメイトに連れられ行った教会で身につけたものなのだそうです。
現地で体験した様々な音楽を自宅にて自らの耳でコピーし練習する日々が続いたLA生活。
様々なアーティストの音楽をひたすらコピーすることで自身の腕をあげた彼は、歌上達の秘訣について「まずは忠実にコピーしてみること」だと語ります。
ナルホド、これはどんな分野にも生かせそうなお言葉ですね。
LA滞在中に定期的に行っていたストリートライブでも有名曲のカヴァーを多く披露していたさかいゆう。
メジャーとしては自身初となるミニアルバム『ONLY YU』の中に収録されているMichael Jacksonの「Rock With You」や山下達郎の「FUTARI」、またライブで披露されたSadeの名曲「Kiss of Life」などレパートリーは幅広く、どの曲もセンスと実力が存分に発揮された彼らしいカヴァーとして多くのファンに愛されています。
その中から今回はStevie Wonderの名曲「Superstition」のカヴァーをPUSH!
COOLで刺激的なアレンジとなっています。
一人で音をどんどん重ねていくパフォーマンスもメチャメチャかっこいい〜〜
まさしく新時代のルーキーといった様子。
しっかし歌といい演奏といい、本当に器用な人だ……!
人々を魅了するポップセンス
心地よいグルーヴと共に人々を惹きつけてやまないのが、彼ならではのポップでキャッチーなサウンドとメロディ。
R&Bファンからポップスファンまで、幅広く人々を魅了するかつてないこの絶妙なバランス感覚こそ、まさしくさかいゆうの真骨頂と言えるのではないかと思います。
ポップでキャッチー、ということでここで一曲。
同じく日本のシンガーソングライター・秦基博との共作「ピエロチック」をお聴きください。
この曲は最初にご紹介した『薔薇とローズ』のカップリング曲として収録されています。
二人の歌声による夢の共演、掛け合いとハーモニーはお見事の一言。
サビ、気持ちよすぎです。
SOUL iNDEX読者の男子諸君にはぜひ練習してカラオケで歌って頂きたい…!
そしてこちらも是非聴いてほしい!インディーズ時代のアルバム『Yu,Sakai』に収録された少し胸がキュンとする切ないナンバー。
キャッチーでありながらかなりグルーヴィー。
筆者個人的にイチオシの一曲です。
ということで、いかがだったでしょうか?
明らかな実力を備えたミュージシャンでありながら変幻自在なポップスターでもある、なんだかとっても気になる男・さかいゆう。
彼の甘く澄んだ歌声は今後どんなメロディを聴かせてくれるのでしょうか?また彼がこの先どんな音楽の可能性を切り開いてくれるのか、非常に気になります。
彼の今後の動きから目が離せません!