SOUL INDEX

Matome Article

2014年6月21日

【鳥肌注意】やっぱりゴスペルは偉大だ

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昔から、特にアメリカのソウルシンガーにまつわる逸話として語られることの多い「幼少期の教会経験」

様々なアーティストが当時の経験を、今現在の自分の姿にダイレクトに繋がる重要な日々として振り返り、その重要性を示唆してきました。

 

また今日にあっては、シンガーに限らず、現在第一線で活躍するミュージシャンの多く(例えばJazz、もしくはHip-Hop界だけでなく、音楽シーンに常に衝撃を与え続ける鬼才として大注目のピアニスト・Robert Glasperや、Erykah Badu、Maxwellをはじめとする大物アーティストたちのバックを務めた経験も持つ天才ドラマーChris Daveなど)も幼い頃に教会で音楽に触れ、その経験が自らの音楽性に大きな影響を及ぼしたことを公言しています。

 

ということで今回は世界中の人々に影響を与える教会音楽、なかでもゴスペルソングに焦点をあて、その偉大さを再確認してみようと思います!

 

音の厚みと歌の迫力に感動すること間違いナシ!

身体に振動がビリビリ伝わってくる感じ、良い。超良いです。

 

ぜひぜひ楽しんでください!

 

それでは参ります〜

 

 

「Oh Happy Day」

本コラムでも以前何度か取り上げたことのある名作映画『天使にラブソングを』シリーズでもお馴染みのゴスペルソング。

原曲は18世紀の賛美歌が元になっています。

 

この曲は1969年にカリフォルニアのシンガーソングライター・Edwin Hawkinsによって発表され、ゴスペルソングとしては初めてその年の全米No.1ヒットを記録しました。

 

黒人霊歌に始まり、時代を経てブルースなどの様々な音楽と互いに影響し合い、そうして今で言う「ゴスペルミュージック」の大きな枠組みが形成されつつあった時代。
そんな中でゴスペルと、ソウル、R&Bなど他ジャンルとの距離をさらに縮める役目を果たしたのがこの曲です。

 

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『Sister Act2』(日本では『天使にラブソングを』というタイトルでお馴染みですね)から。

最初はなんだかやる気もなくダルそうな生徒たちが、曲が進むにつれて徐々に歌う歓びに目覚めていく様子はもう、最高!

筆者この動画もう何十回と観てますが、観る度にワクワクしてしまいます。

 

いやはや、しっかしこの男の子ホント、歌うますぎ……(笑)

 

 

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さらにこんなバージョンも見つけました。

おおお、イントロからかっこいい!

 

彼らはSoweto Gospel Choirといって、過去に2年連続でグラミー賞受賞の経験もある南アフリカのゴスペルクワイアなんだそう。

凄まじいエネルギー。超素敵です。。。

 

 

「His Eyes On His Sparrow」

『Sister Act2』からもう一曲!

クラスの不良少女・リタ役のLauryn Hillとその親友を演じたTanya Blountの美しいハーモニーが響くこの曲に、思わず涙した人も多かったのではないでしょうか。
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邦題は「一羽の雀」といって、アフリカ系アメリカ人の礼拝にてよく歌われるゴスペル賛美歌なのだそうです。

 

なんとあのMarvin Gayeが歌ったバージョンもありますのでこちらもチェックしてみましょう。

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こちらはすっと軽やかに心に染みわたる感じ、これまたいいですね。

 

ちなみに『Sister Act2』の劇中ではほんの一瞬しか聴くことのできない二人のハーモニー、こちらでフルバージョン試聴できますのでぜひこちらもどうぞ。
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あーー、また涙でてきた……

 

 

「Power To The People」

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1971年に発表されたJohn Lennonのヒット曲。

力強い革命ソングで、ゴスペルソングとしても広く親しまれています。

 

あとこれ聴くとフジロックを思い出しますね。(メインステージの全アクト終了後に毎年流れるやつ)

 

 

「Amazing Grace」

言わずと知れた名曲、”Amazing Grace”は、当然のようにこれまで名だたるアーティストたちが長い年月をかけて、繰り返し繰り返し歌い重ねてきました。

作詞者はイギリスのJohn Newtonという人物で、この曲が誕生したのは1772年ということだそうなので…つまりもう200年以上前の曲ということになるんですね。

 

数多く、様々なアレンジで披露されてきた”Amazing Grace”ですが、筆者のイチオシは以下の通り。

 

Aretha Franklin

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今年の4月ホワイトハウスにて、オバマ大統領の面前で披露された貴重なライブ映像。

流石としかいいようのないド迫力です。

 

Leann Rimes

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アメリカのカントリー歌手・Leann Rimesによるアカペラバージョン。

透き通るような声がスッと天に伸び上がるようで、とっても綺麗です。
うーん、染みわたるなぁ……

 

Harlem Gospel Choir

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最後は、最近見つけた面白カッコイイ人たち。
後ろの怖そうなお兄さんたちの存在感が終始やばいです。

 
いやー、これはスンゴイ。圧倒されます。

確かなセンスと実力が生み出した名演と言っていいのでは。

 
ぜひ、最初から最後まで通してご覧戴きたいです。

 

 

ということで、いかがだったでしょうか?

いいですねー、ゴスペル。
聴きたいし、むしろもうやってみたい。

 

ということで早速都内のゴスペルサークルをググり始めた筆者がお送りしました。

 

ではまた次回〜!

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