10月ももう終盤ですね。
芸術の秋!アートの秋!ということで、筆者の今秋のテーマは「色彩豊かなものにたくさん触れて心を磨く」だったりするのですが、皆さんはこの秋どんな色に囲まれて過ごしていますか?
目にしたり、身につける色によってその日の気分も左右されたりしますよね。
それぞれの色に宿るパワーを思い切り吸収して、この秋、そして年末まで楽しくエネルギッシュに乗り切りたいものです。
さて、ということで今回のSOUL iNDEXでは、タイトルに色の名前を持つSoul/R&Bの名曲を特集します。
目には見えなくとも、聴けば皆さんそれぞれの心の中に豊かな色が広がること間違いなし!
今宵のアナタの気分に合ったカラーソングを、ぜひぜひ探してみてください。
さてそれでは参りましょう〜!
D’Angelo – 「Brown Sugar」
まずは押さえるとこ押さえときましょ、ってことで当時の音楽シーンに衝撃を与えたD様のデビュー作であり代表作のコチラを。
Brown Sugarはスラングで阿片を意味するのだとか。
音数を絞り込んだドラムと図太いベースライン。
その上に漂う全てのサウンドが互いに呼応し合って生まれるサビの浮遊感が超COOLです。
いやこんなので突然デビューされたらそりゃびっくりしますよね…。
何度聴いても新鮮な感動がある名作です。
Laura Mvula – 「Green Garden」
イギリス出身のシンガー・Laura Mvula。
父親が好きだったというジャズとゴスペルを聞いて育ち、成長と共にピアノとバイオリンをマスターし、バーミンガムの音楽学校で作曲を学んだというLaura。
彼女の楽曲を聴いてみるとその器用さ、そしてピカイチの才能がガツンと伝わってきます。
アフリカンでありながら終始ポップで、めちゃめちゃインパクトありますよねーこの曲。
最高に「イマドキ」なソウル、これは聴かなきゃ損!
Esperanza Spalding – 「Black Gold」
21世紀ジャズの歌姫・Esperanza Spaldingの2012年作『Radio Music Society』に収録されたリードナンバー”Black Gold”。
奴隷制度前から続くアフリカン・アメリカンの伝統を歌ったというこの曲。
壮大であり、明るく、そしてどこまでも穏やかな愛溢れる歌声が響き渡ります。
Andy Allo – 「Yellow Gold」
Princeがその才能(と美貌?)に惚れ込んだというギタリスト/シンガー・Andy Allo。
彼女の2012年作『Superconductor』に収録された、スムーズなグルーヴが心地良いナンバーです。
Incognito – 「A Shade Of Blue」
アシッドジャズムーヴメントを代表する存在と言えるIncognitoの1996年作『Beneath the Surface』に収録された一曲。
A Shade Of Blue=青い影。
青色の世界に優しく溶け広がっていくかのようなヴォーカル・Maysa Leakの優しい歌声が印象的です。
Erykah Badu – 「Orange Moon」
不意をついて空に立ち上る、恐怖すら感じてしまうほどに大きな赤い月。
妖しげで、でも神秘的でとっても魅力的ですよね。
ネオソウル・クイーン・Erykah Baduが歌うこの曲にも、そんな神秘のパワーが宿っているような。
生々しい楽器の音が作品の世界観をよりくっきりと示し、Erykah様のまるで実体がなく、掴みどころのない、しかしそれでいて人を惹きつける強烈なパワーを持った歌声がリスナーの耳を捕えて離しません。
さていかがだったでしょうか?
耳で聴く色、それぞれの曲が描き出す色の世界をぜひぜひ楽しんでみてください。
それではSOUL iNDEX、また次回〜!