今回のSOUL iNDEXは「ソウル・R&Bファンにオススメしたい最強ミュージカルまとめ」と題して、アツい感動を呼ぶ素晴らしいミュージカルたちをご紹介します!
世界中の人々に愛される名作の数々をぜひお楽しみください♪
生で観劇できるチャンスとなると限られるかもしれませんが、映像化されているものや映画化されている作品も多いので、気になった作品は色々掘り下げてみるといいかもしれませんよ~!
というわけで、それでは早速参りましょう!
『Dream Girls』
まずはこちら!
1981年に開幕したミュージカル『Dream Girls』。
老舗ソウル・R&Bレーベルとしてお馴染み・MotownのDiana RossとThe Supremesをモデルに作られた物語で、開幕翌年の1982年にはトニー賞を受賞しています。
2006年にはJamie Foxx、Beyonce、Jeniffer Hudsonらが出演した映画版が公開され世界的ヒットとなりました。
ミュージカルは観ていないけど映画なら知ってる、なんて人も多いのでは?
華やかなステージと、その裏側で繰り広げられる愛と友情の物語は開幕以来多くの人々を熱狂と感動の渦へと巻き込んできました。
『Dream Girls』のスゴさというと、個人的にはまず楽曲の華やかさを挙げたくなります。
物語を彩る、というか最早物語そのものであるとすら言えそうなほどに、強いメッセージ性を持ったゴージャスでドラマチックな曲の数々。
“Listen”、”One Night Only”なんて有名ですよね。
『Motown: The Musical』
『Dream Girls』ほどの知名度はありませんが、同じくMotownレーベルを取り巻く音楽界をテーマに、前者以上のバラエティ豊かなサウンドとストーリーで魅せてくれるのが、その名もズバリ『Motown: The Musical』です。
『Dream Girls』がDiana Ross及びThe Supremesを想起させるキャラクターたちを中心に話が展開し恋愛感情の行き交う様が大胆に描かれているのに対して、こちらはもっと全方位的なストーリーとなっています。
Motownというレーベルと彼らが音楽シーンに起こした革命を時系列に整理したい!Motownに所属したアーティストたちの楽曲をガッツリ楽しみたい!という人にはこちらがオススメかも。
この作品、出演者たちの優れた歌唱力にも定評があるのですが、特に筆者が注目するのがMJことMichael Jacksonの幼少期を演じる少年の歌声!
レーベルのオーナーであるBerry Gordy Jr.の「類まれなるカリスマ性を持つ子役を見つけたい」という意気込みを受け(そもそもこの作品の脚本はGordy自身が手がけています)一般公募で決定した配役、そのパフォーマンスに多くの人々が称賛のコメントを寄せています。
この映像(2013年のトニー賞受賞式でのパフォーマンス)でも、3:25あたりから登場しますのでチェックしてみてください!
似てる似てる~!
『Mama, I Want To Sing』
1983年にNY・ハーレムで誕生した『Mama, I Want To Sing』は、全世界で2500公演を果たし、アフリカン・アメリカンのミュージカルとして史上最高のロングランを誇るモンスター作品です。
1988年には初の来日公演も行われ、日本のゴスペルブームのきっかけを作った作品とも言われています。
教会のゴスペル隊からスターの座に上り詰めた少女と家族の物語は、1960年代に活躍したR&Bシンガー・Doris Troyの生涯をモデルに作られており、過去にはあのChaka Khanもキャストを務めました。
ちなみに今回ご紹介した映像は30周年を記念してハーレムで上演された”The Next Generation”ヴァージョン。
主演のDoris役を、Dorisの実の姪であるNoel Higginsenが務めたことでも話題になりました。
このミュージカルの見どころ(聴きどころ)と言えばやっぱりゴスペルならではの圧倒的な歌唱シーンでしょう!
エネルギッシュに燃え盛るような彼女たちの歌声、もうこれはただただ圧巻の一言です。
『Memphis』
1950年代のテネシー州・メンフィスを舞台に展開される物語、その核となるのは実在した白人DJ・Dewey Phillipsです。
Deweyと言えば、ロックンロールのパイオニアとして、あのElvis Presleyが出したシングルを最も早くラジオで流した人物としても有名。
作中で演奏される音楽やダンス、魂の叫びは観客をも巻き込み熱い盛り上がりをみせます。
リアリティのある歌声に心をぐっと掴まれること間違いナシの名作です。
『Sister Act』
トリを飾るのは、日本では『天使にラブソングを』の邦題でお馴染み、『Sister Act』!
1992年に公開され大ヒットした同名の映画を基に、映画の主演を務めたWoopie Goldbergらのプロデュースで2009年に舞台化されました。
「ミュージカル→映画」ではなく、「映画→ミュージカル」なんですね。
ナイト・クラブのシンガーだったDelorisは、ひょんなことから修道女のフリをして修道院に身を隠すことに。
破天荒な性格で修道院の人々を振り回すDelorisですが、いつしか彼女の存在、その歌声が人々の心を大きく変えてゆくことに……。
人の心を突き動かす力強い歌声が人々を魅了します。
ストーリーのコミカルさと温かさのバランスが絶妙なのもこの作品が名作と言われる由縁のひとつですね。
音楽の楽しさを、身体の芯からたっぷりと感じられちゃいますよ~!
さていかがだったでしょうか?
音楽が持つパワーをビシッとバシッと体感できるミュージカル、機会があればぜひ生で観劇することを強く強くオススメします!
やっぱり音楽っていいなぁ~♪
ということで今回はここまで!
SOUL iNDEX、また次回~!