今回のSOUL iNDEXでは、ソウル・R&B界を取り巻く魅惑の「二人組」を大特集!
ソロアーティストとも、グループ/バンドで活躍するアーティストとも違う、デュオならではの空気感をぜひじっくりとお楽しみください。
それでは早速参りましょう~!
Floetry – 「Floetic」
まずは2000年代を代表するR&B女性デュオ・Floetry!
FloetryはシンガーのMarshaと、歌は勿論ポエトリー・リーディング/スポークンワーズからラップまでこなすNatalieから成る二人組で、2002年にアルバム『Floetic』でデビューを果たしました。
Angie Stone、Mos Def、Common、Talib Kweliなどシーンを代表する数々のアーティストと同じステージに立ち、またソングライターとしてもMichael JacksonやJill Scottの作品に参加するなど活躍してきた二人。
2006年に突如解散し、以降冷え切った仲が伝えられてきましたが、昨年末には8年振りとなる共演ステージがこれまた突如実現。
デュオ復活もあり得るのでは…!?とファンの間で話題を呼んでいます。
ちなみにFloetryというコンビ名は”Flow”(歌)と”Poetry”(詩)を組み合わせた造語です。
Zhane – 「Saturday Night」
ジャマイカ出身のRenee Neufvilleとロードアイランド出身のJean Norrisという大学時代の友人同士で結成されたZhane。
デビュー作”Hey Mr.DJ“が大ヒットとなり一躍人気アーティストの仲間入りを果たしました。
デュオとしての活動期間は1993~1997年と短いものの、アーバンで上質なR&Bの名曲を数多く残し、今なお高い人気を誇っています。
解散後はそれぞれソロの道を歩んでいる二人。
Jeanはソロ第一作目となる『Testimony: My Life Story』をリリースし、また同作のプロデューサーを務めたMarcus Baylorと結婚するなど順風満帆な様子。
一方のReneeはトランペッター・Roy Hargrove率いるThe RH Factorや久保田利伸の楽曲に参加し高い評価を得、また近年ではあのJose Jamesのドラマー・Richard Spavenら腕利きミュージシャンが集結したバンド・SERAVINCEのヴォーカリストに抜擢されたことでも話題となりました。
二つの個性がそれぞれ異なる輝きをみせたかと思えば、突如美しく溶け合って聴く者を夢中にさせる…これぞデュオの醍醐味ですな。
Tuxedo – 「R U Ready」
シンガーソングライター・Mayer Hawthorneとプロデューサー・Jake Oneによるユニット・Tuxedo。
今年に入って活動を本格化させた彼らは、そのどこか懐かしくも新しい痛快なディスコ・ソウルサウンドで国や世代を超えて今多くの人々を魅了しています。
先日のサマソニでアツいパフォーマンスを披露したのもまだ記憶に新しいですね。
共にクリエイティヴ精神の旺盛な二人だからこそ到達し、更に進化していくTuxedoサウンドにはまだまだ期待が高まるばかり。
コンテンポラリーでとびきり洗練されたソウル、R&B、ポップが心ゆくまで楽しめます。
The Internet – 「Doncha」
2011年に活動を開始したLA出身のThe Internet。
バンドとして認知している人は多いかと思いますが、実はこの集団の要となっているのはLAのHip-Hop集団・Odd Future Wolf Gang Kill Them All(OFWGKTA)のメンバーであるSyd Tha KidとMatt Martianのコンビです。
デジタル先行でリリースしたデビューアルバム『Purple Naked Ladis』が話題となり、ライブ活動を経て現在はバンドとしての活動が主軸となっている彼ら。
揺るぎない二人のブレーンが創り出すサウンドは人々を冷めやらぬ興奮へと導きます。COOOOOL!
Disclosure – 「Latch feat. Sam Smith」
南ロンドン出身のLawrence兄弟が創り出すのは往年の2ステップなどのガラージ・サウンドを現代的に蘇らせたような独特のエレクトロ・サウンド。
近年はSam SmithやGregory Porter、そしてこちらも今注目のデュオ・Lion Babeなどといった気鋭のシンガーたちをゲストに迎えたコラボレーションでも話題を呼んでいます。
待望の新作『Caracal』もリリース間近の彼ら。
こちらも要チェックです◎
兄弟デュオならではというか、上の映像でもそうなのですが、中央に立つSam Smithを挟んで二人が双璧として立ち並んでいる感じがかっこいいんですよね~。
二人、というビジュアルインパクト。
いいと思います。
さていかがだったでしょうか?
強い絆で結ばれた「二人組」にしか奏でることのできない音楽にうっとり魅了されたところで、今回はここまで!
SOUL iNDEX、また次回~!