さて今回のSOUL iNDEXでは、先月お送りした『【プロデュース・楽曲提供etc..】実はあの大物アーティストが手がけていたヒット作まとめ』の続編をお届けしたいと思います。
楽曲提供を通じて広がるアーティストの輪にスポットを当てるこのシリーズ。
中には「えっ、そことそこが繋がってたの!?」なんて意外なコラボレーションもあったり。
今回はあのスーパースターが手がけた日本のアーティストの楽曲もご紹介します。
それでは早速参りましょう~!
Christina Aguilera『Impossible』× Alicia Keys
ということで、Christina Aguileraの2002年作『Stripped』に収録された”Impossible“をご紹介します。
Aguileraにこの曲を提供したのはR&B界随一のシンガー・ソングライター・Alicia Keys。
Aliciaらしいジャジーでドラマチックなピアノが作品を先導し、Aguileraがそれに応えるようにしてその艶やかで芯のある歌声を響かせます。
まるで一本の映画を観ているかのような世界観ですね。カッコイイな~!
Aretha Franklin『Something He Can Feel』× Curtis Mayfield
続いてはレディ・ソウル=Aretha Franklinの1976作”Something He Can Feel“。
この曲を手掛けたのはCurtis Mayfield。
シンガーとしてだけでなく様々なアーティストのプロデュース業でも高い評価を得る彼ならではの、シンガーの魅力を十二分に活かした楽曲に仕上がっています。
Elton John, Gladys Knight『Go On and On』× Stevie Wonder
続いてご紹介するのは、Elton Johnが実力派シンガー・Gladys Knightと共演した”Go On and On“。
この曲を手がけ、また登場する全ての楽器を担当したのはあのStevie Wonderです。
ウーン、まさしく豪華競演ですね。
小気味よく跳ねまわるサウンド、そして躍動感に溢れた展開はStevieならではという感じ。
ヴォーカル二人のいきいきとした歌声もステキです。
羊毛とおはな『falling』× Corinne Bailey Rae
2004年から活動を続け2007年にデビュー盤をリリース。
国内外のライブ活動や、CMソング、映画の主題歌への抜擢などで人気を集めていた彼らですが、今年の2月にヴォーカルの千葉はなが乳がんのため36歳という若さでこの世を去りました。
あれからもう半年経つんですね。
さて、ということで彼らの2008年作『こんにちは。』に収録された”falling“です。
この曲を書いたのはUKのシンガー・ソングライター・Corinne Bailey Rae。
はじめCorinneが日本のアーティストに楽曲提供をしたと聞いた時は驚きましたが、聴いてみれば納得も納得といった感じ。
この二組のアーティストの感性というか感覚というか、かなり近しいのではないかなーという気がします。
両者に通ずる柔らかさ、温もり、キラキラとした世界観が曲を通してどこまでも広がっていく感じ。心地良よすぎです。
心にじんわり広がる優しい歌声に思わずウットリ。
ちなみにこの曲をプロデュースしたのはあの冨田ラボです。
J-Friends 『People of the World』× Michael Jackson
海外アーティスト×日本のアーティスト繋がり…ということで、筆者の世代(20代中盤)にはかなり懐かしいものを掘り起こしてきました。
MJことMichael Jacksonが作詞・作曲・編曲を手がけた”People Of The World“は、ジャニーズの3グループ混合ユニット・J-FRIENDSに提供されたナンバーで、1999年にリリースされました。
TOKIO、V6、KinKi Kidsの三組によって阪神・淡路大震災へのチャリティー活動の一環として結成されたJ-FRIENDSといえば、その楽曲に携わる制作陣の豪華さでも度々話題となっていましたが、それにしてもMJってスッゴイですね…!
“We Are The World”に通じるような、壮大でピースフルな楽曲となっています。
いやー、MVに登場する面々がめちゃめちゃ若くてびっくりしました(笑)
さていかがだったでしょうか?
同じステージに立つでもなく、あくまでも楽曲を通して実現する夢の競演。
いいですね。ワクワクしちゃいますな。
ということで今回はここまで!
SOUL iNDEX、また次回~!