音楽を楽しむ上で避けては通れないのが「ライブイベント」。
一概にライブ、と言ってもその形態は本当に様々です。
ドームクラスのイベントや、今や夏の風物詩となった野外フェス。
ライブハウスでミュージシャンの体温をごくごく間近に感じるのも幸せな体験ですよね。
その中でもSoul、R&Bファンにとって見逃すわけにいかないのが、東京・青山にあるBlue Note Tokyoをはじめとするいわゆる「ライブレストラン」と呼ばれる規模の会場。
来日するアーティストの多くが自身のライブの会場として利用し、ファンにアツい夜を届けています。
今回は日本国内で特に有名な3つのライブレストランに的を絞り、複数の角度から三者の魅力を比較&考察!
後半は3会場それぞれの2014上半期ライブ情報をまとめてご紹介しちゃいますよ〜。
というわけでまずは今回比較する3つの会場を、ドン。
Blue Note Tokyo
http://www.bluenote.co.jp/jp/
〒107-0062
東京都港区南青山6-3-16 ライカビル
ドドン。
Bilboard Live Tokyo
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=top&shop=1
〒107-0052
東京都港区赤坂9丁目7番4号 東京ミッドタウン ガーデンテラス4F
ドンドンドドン。
Cotton Club
http://www.cottonclubjapan.co.jp/
〒100-6402
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA 2F
以上、東京の、いや日本の三本柱とでもいえそうなこちらの3会場が今回の主役です。
ライブレストラン、気になってるけどまだ行ったことないナ〜、なアナタも、もうとっくの昔に3会場全制覇しとるわ!なアナタも、各会場のお気に入りポイントを見つけてこの春ライブレストランに足を運んでみましょう!
■CHECK POINT1. 『席数』
ライブレストランの広さ、規模、と言われるとなんとなーく思い浮かんだり浮かばなかったりですが、実際どんなもんなんでしょう。
ということで調べてみました。
・Blue Note Tokyo・・・280席
・Bilboard Live Tokyo・・・300席
・Cotton Club・・・180席
ブルーノートとビルボードがほぼ同規模。…という結果にまずは驚いてしまった筆者です。
ビルボードの方がブルーノートと比べて大きく感じてしまうのは私だけですか…?
恐らくビルボードの会場レイアウト(建物の3、4、5階を使用した3層構造)の影響でしょうが…収容人数がほぼ同じなのに、フロアの使い方で印象って全然変わるものですね。
コットンクラブはと言えば、他の会場よりも100席以上少ない180席。当然アーティストとの距離はぐっと近くなります。
会場全体の息遣いや刺激的な緊張感を堪能するのによさそうです。
CHECK POINT2. 『音楽ジャンル』
一組のアーティストが3会場のうち複数に出演した経験を持つなんていうのもザラにある話ですが、それでもやはり各会場には出演アーティストの傾向といったものがあるようです。
ざっくりとした印象ですが、「ジャズを”聴かせる”ブルーノート」「R&B、FUNKで豪華絢爛なビルボード」「コンテンポラリーの可能性を追求するコットンクラブ」という雰囲気、これは少なからずある気がします。
メディア露出の多い各国の歌姫たちはビルボードに比較的よく登場するイメージ。
一方のブルーノートはその由緒正しき歴史を背負い、本物のJazzをシブ〜く聴かせてくれます。
コットンクラブはと言うとちょうどブルーノートとビルボードの間(でもちょっとブルーノート寄り?)で、モダンやコンテンポラリーという単語に縁の深いアーティストが多い印象。
あくまでそれぞれ特徴としての一例ですが、傾向を知って自分の好みに合った会場をこまめにチェックすると、いいことあるかもしれません。
CHECK POINT3. 『歴史』
ブルーノートが東京・南青山にオープンしたのは今から26年前の1988年。まだこの頃は昭和でした。
コットンクラブのオープンは2005年、ビルボードは2007年。
そう考えるとやはりブルーノートはもう立派な老舗ですね。佇まいにも堂々たる風格があります。
一方コットンクラブとビルボードは2000年代に完成した商業施設の中にスペースを持つ会場。
現代人の日常に溶け込むスペシャルな非日常を日々奏でてくれています。
CHECK POINT4. 『周辺の雰囲気』
南青山、六本木、丸の内、とそれぞれ東京の眩しさを凝縮したようなエリアにスペースを持つ3会場。
表参道ヒルズや東京ミッドタウン、KITTEや丸ビルなどそれぞれの周辺には商業施設も多く、ライブ前後のお買い物、ご飯、暇つぶしには絶対困りません。
街そのものが美しく整備されているので、開場の時間までふらりとお散歩なんていうのもいいかもしれません。
それでも時間が余って居場所がない……そんなアナタに朗報!(ただしブルーノートに限る)
昨年末、Blue Note TokyoのB1ロビーに誕生したBar BACKYARDは、持て余した時間をゆったりと過ごすのにもってこいの贅沢空間です。
ライブの公演時間によって変更となる場合もありますが、基本的には夕方16:30(土日・祝日は15:00)からのオープン。
都会の喧騒を離れ、ライブ前に贅沢な一杯、なんていかがでしょう?
ライブ前後の過ごし方ひとつで、スペシャルな一日が更にどこまでスペシャルになるのかが決まります。
ぜひ一度足を運んでみては。
というわけで、三者比較はこのへんで。
気になる会場は見つかったでしょうか?
会場の雰囲気もそれなりに掴んだところで、では各会場のライブスケジュールをチェック!
早いものだとちょうど一週間後の公演も。
気になる公演を見つけたら早速チケット情報をチェケラ!!!
★公演スケジュール(2014上半期)★
■Blue Note Tokyo
・4.23(Wed.) – 4.25(Fri.) Robben Ford
・5.1(Thu.) NAO YOSHIOKA & BRIAN OWENS
★今大注目の日本人実力派シンガー・Nao Yoshiokaがいよいよブルーノートに!
・5.5(Mon.) – 5.8(Thu.) Tower Of Power
・5.11(Tue.) – 5.13(Thu.) Eric Benet
■Bilboard Live Tokyo
・5.1(Thu.) – 5.3(Sat.) Brian McKnight Trio
・5.4(Sun.) – 5.5(Mon.) Larry Graham&Graham Central Station
・5.15(Thu.) – 5.17(Sat.) Sergio Mendes
・5.18(Sun.) Dirty Loops ★Youtube発の実力派3ピースバンドが日本先行デビュー!
・5.25 (Sun.) Takuya Kuroda ★Jose Jamesの作品への参加で一躍時の人に
・6.6(Fri.) Chris Dave and the Drumhedz
・6.25(Wed.) indigo jam unit
■Cotton Club
・4.25(Sat.) – 4.26(Sun.) Robben Ford
・5.4(Sun.) – 5.6(Tue.)Emilie-Claire Barlow
・5.14(Wed.) – 5.16(Fri.) Joshua Redman Quartet
★現代のジャズを牽引する眼差し鋭いサックス奏者
・6.1(Mon.) – 6.2(Tue.) SIMON PHILLIPS
さて、いかがだったでしょうか?
2014年も積極的にライブ充、音楽充!していきましょう。
今年も最高の音楽に出会えますように…✩