一口に「ライブ」とは言ってもその形態は様々。
バンド編成や弾き語り、時にサーカス団を引き連れて(ユー◯ン…?)など、アーティストたちは様々な魅せ方で私たちを楽しませてくれます。
その中でも今回筆者が注目したいのが有名アーティストたちとオーケストラとの夢の共演!
ゴージャスで規模が大きく、重厚感のあるそのサウンドは私たちを圧倒します。
とは言え、なかなか実際に観る機会のないこの共演をかいつまんでご紹介しちゃおうということで今回のテーマ、いや指令はこちら!
『オーケストラとの夢の共演、そのド迫力を体感せよ!』!
どのライブも華やかでとても感動的。
オリジナル版とは一味違うオケ版ならではの魅力をご堪能ください。
それでは早速参りましょう〜!
Christina Aguilera
最初にご紹介するのはこの人。
真っ赤なドレスに身を包んだChristina Aguilera、絵になりますねー!
2006年にリリースされた”Hurt”を、オーケストラをバックに高らかに歌い上げています。
オーケストラにも負けない歌唱力と表現力は、さすがの一言!歌ウマー!!
かっこよくキメッキメで歌い踊るアギちゃんも素敵ですが、こんな風に聴かせる彼女もイイんですよね〜〜〜
John Legend
続くJohn Legendは、美しいストリングスとの共演で魅せてくれます。
温かみのある彼の歌声は弦楽器との相性抜群。
自身が奏でるピアノと三位一体となって、美しいサウンドが響き渡ります。
じっくり聴いてほしい一曲です。
Gregory Porter
お次は、今年グラミー賞を受賞したことで一躍時の人となったこの方。
数々のアーティストと共演を果たすオランダのMetropole Orchestraと共演し、会場全体を虜にする白熱のパフォーマンスを披露しています。
臨場感たっぷりですねー!これは楽しそう!
さて、ここでド迫力の演奏を見せつけてくれるMetropole Orchestraですが、上記の通りこれまでに本当に様々なアーティストたちとの共演を果たしてきました。
そのジャンルもR&Bからジャズ、ポップス、ロックまで本当に様々。
大編成のストリングスがあるフルオーケストラの編成でありながら、超一流のビッグバンドでもある彼ら。
ジャンルによる奏法の違いも難なく表現する凄腕集団です。
サラッと書きましたが、「ジャンルによる奏法の違い」がちゃんと表現できる人なんて(つまりどのジャンルの演奏をしてもなんの違和感も感じない)、プロの中でもなかなか見かけないものなんですよね。
やっぱりプロもそれぞれ己の専門としているフィールドがあるので、それ以外、畑違いの音楽に関しては、単に楽譜通り弾くことはできてもその音楽に相応しい表現にすることはなかなか難しいようです。
しかもそれを集団でやってのけるなんて。。いやほんとにスゴイ。
Metropole Orchestra関連でもう一曲。
今度はあのChaka Khanとの共演をご覧ください。
ド迫力の”Ain’t No Body”!!
要所要所で生音ならではの響きや厚みにハッとさせられます。いいな〜〜!
また、”Voice of 2013”と称され昨年一気にその名を世界に知らしめたUKのシンガーソングライター・Laura Mvulaも、このMetropole Orchestraと共に自身のデビュー作『Sing To The Moon』を全編再レコーディングしたのだとか。
完成した作品は今夏リリースとなるそうです。これは気になる…!
Suite For Ma Dukes
こちらはちょっと特別編。
ヒップホップ界だけに留まらず多くのミュージシャンに影響を与え、2006年にその短すぎる生涯に幕を下ろしたアーティスト・J Dillaの追悼ライブが2009年に行われ、そこでオーケストラによる彼の名曲カヴァーが披露されました。
60人編成のオーケストラにBilal、Dwele、Talib Kweliなど豪華なメンバー加わり、故J Dillaの楽曲を華やかに再現してみせたこのステージは今や伝説となっています。
オーケストラと共に楽曲を支えるビートを担当したのは、ドラマーとしてだけでなくプロデューサーとしての顔を持つKarriem Riggins。
感動のステージが繰り広げられました。
こちらはBilalと。
オーケストラだけを聴いても非常につくりこまれたアレンジで、パフォーマンスのクオリティの高さに驚かされます。
ジャンルとか、関係ないですね。素晴らしい。
オーケストラとドラムってなかなか観ることのない組み合わせですが、カッコイイですね。
0:58あたりで画面中央少し右のストリングスのお兄さんが片手振り上げてノリノリな感じとかとてもイイ!
普通のクラシックのコンサートじゃあ絶対に見られない光景です。(笑)
あと指揮者を務めたMiguel Atwood-Fergusonの動きが、この映像に限らず全編に渡ってコミカルで(曲に入り込んでるが故というのは勿論わかってはいつつも)見ていて非常に好感が持てます。(笑)
この他にも数曲Youtubeにあがっているので、ぜひ観てみてください。
ちなみに、この「Suite For Ma Dukes」というのは、訳すと「マ デュークのための組曲」という意味で、この「マ デューク」というのはJ Dillaの母親の名前からとっているのだそうです。
さて、いかがだったでしょうか?
普段は観る/聴くことのできない重厚感のあるゴージャスなライブを厳選してお届けしました。
生で観たらきっと物凄い迫力なんだろうなぁ…
ぜひ行ってみたい!
海外のアーティストがこれだけ大きな編成でのライブを日本で行う機会はそう無いかもしれませんが、ぜひ今後に期待したいものですよね。