好評シリーズ企画『愛とリスペクトがたっぷり詰まった極上カヴァーまとめ』、2015年第一発目のテーマは1970年代前後のロック/ファンクシーンに革命的なサウンドをもたらしたサンフランシスコ出身のバンド・Sly & The Family Stoneです!
後の音楽界に大きな影響を与え今なお色あせることのない名曲たちに敬意を払い、自らのサウンドで表現する後世のアーティストたち、そのオリジナルに勝るとも劣らないクールなパフォーマンスをお楽しみください。
それでは早速参りましょう〜!
「Family Affair」 – Nate James
1971年に発表した代表作『There’s a Riot Goin’ On(暴動)』 からの第1弾シングルにして彼らにとって最後のNo.1ポップ・ヒットとなった”Family Affair“。
これをカヴァーするのはUK出身のソウル・シンガー・Nate James。
チュニジア生まれのシンガー・Hinda Hicksをフューチャーし、オリジナルよりもポップにグルーヴィーに仕上がっています。
Nate Jamesの声が程よく色っぽくてまたイイ味出してますね。
「I Want To Take You Higher」 – KC Roberts & The Live Revolution
ブラスバンド形態というHIPHOPシーンには珍しい編成で活動する、カナダ・トロント発の8人組大所帯バンド・KC Robertsがカヴァーするのは1969年の名曲”I Want To Take You Higher“。
曲全体を通して縦横無尽に動き回る各楽器のエネルギッシュなサウンドには思わずテンションがあがっちゃいます。
無骨で熱〜いセッションが楽しめますよ〜。
「Everyday People」 – Maroon5 & Ciara
2006年のグラミー受賞式にてMaroon5とCiaraの共演で披露されたのは”Everyday People“。
1969年にリリースされたこの曲は、いわゆるプロテスト・ソング(社会告発の歌)としても有名ですよね。
歌詞中に出てくる
“Different strokes for different folks…”(「民族それぞれに、それぞれのやり方がある」といった感じでしょうか)
を始め、至るところで異民族融和のメッセージを聴くことができます。
これがグラミー賞という世界の大舞台で歌われたことにも、アーティストたちの心意気を見て取ることができるような気が。
「Sing A Simple Song」 – Maceo Parker
ファンクの歴史を語る上で欠かすことのできない偉大なサックス奏者・Maceo Parkerがカヴァーしたのは1969年の名曲『Sing A Simple Song』。
いやはや、流石と言うべきか。
ゴリッッゴリにファンキーに仕上がっております。
これは踊りたくなっちゃうな〜。
「Everybody Is A Star」 – Red Hot Chili Peppers
カヴァー、ではないのですが(笑)、素敵な映像を見つけたのであわせてご紹介します。
世界的ロックバンド・Red Hot Chili Peppersの1988年に発表されたドキュメンタリー映像の中でメンバーがSlyの”Everybody Is A Star”を口ずさむというワンシーンがあります。
映像の雰囲気もあるんでしょうが、曲からにじみ出るピースフルな空気も相まってなんとも微笑ましい光景…。
なんだかほっこりしますね。
やっぱりこれいい曲だな。(笑)
さていかがだったでしょうか?
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それではSOUL iNDEXまた次回〜!