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Matome Article

2015年10月28日

思わずうっとり。。。実力派ソウル・R&Bシンガーたちが紡ぎだす極上の「ジャズ・スタンダード」厳選まとめ

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今回のSOUL iNDEXでは、実力派ソウル・R&Bシンガーたちが紡ぎだす極上の「ジャズ・スタンダード」を大特集!

 

長いジャズ史の中で広く愛され続けてきた不朽の名曲たち。

ジャズシンガーだけでなくジャンルの垣根を超えて多くのシンガーたちが歌い繋いできたこれらの名曲を、果たしてソウル・R&B界を代表する名手たちはどのように魅せてくれるでしょうか?

心に沁み渡る至極のパフォーマンスをお楽しみください。

 

それでは早速参りましょう!

 

 

Joss Stone – 「L-O-V-E」

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まずはUKが誇る実力派ソウル・シンガー・Joss Stone

 

彼女が歌ったのはNat King Coleの名曲”L-O-V-E“。

同曲は2007年秋に発売された“シャネル”の香水「ココマドモアゼル」のCM曲として起用され、世界的な注目を集めました。

女優・Keira Knightley(キーラ・ナイトレイ)が主演した同CMの香り立つような美しさをJossの歌声が盛りたてます。

 

Joss姐さんって実はこの頃まだ二十歳だったんですけど、こんな熟成されたセクシーな歌声聴いちゃうともうなんか、ほんとかよって感じですね。。。(笑)

 

 

Chaka Khan – 「My Funny Valentine」

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続いては女帝・Chaka Khanが歌う”My Funny Valentine“。

 

オリジナルは1937年のミュージカル「Babes in Arms(青春一座)」の挿入歌です。

“My Funny Valentine”といえば、元祖ツンデレ曲としてもお馴染み。(気になる人は歌詞をチェックしてみましょう)

とはいえ、Chaka様が歌うとやっぱり凄みがでますね。(笑)

 

 

Corinne Bailey Rae – 「Que Sera Sera」

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続いてはアンニュイな歌声が魅力の歌姫・Corinne Bailey Raeが歌う”Que Sera Sera“。

この曲はCorinneによる全曲カヴァーで構成されたミニアルバム『The Love EP』(2011)に収録されたもの。

 

1956年に Alfred Hitchcock(アルフレッド・ヒッチコック)監督作『知りすぎていた男』の中で使われていたものがオリジナルで、主演を務めたDoris Dayが歌い大ヒットしました。

 

柔らかく広がるCorinneのとろけるような歌声に身も心も癒されます。

 

 

D’Angelo – 「Feel Like Making Love」

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続いてはD’Angeloが歌う”Feel Like Making Love“。

 

大元はRobert Flackのバックヴォーカルを務めていたことでも知られるEugene McDanielsが1970年に書いたもので、Robert Flack、George BensonなどEugene周辺のアーティストが歌ったのがオリジナルだと言われることが多いようです。(とまぁこの曲に関しては諸説あるらしくなんとも曖昧な言い方に留まってしまいますが…)

 

今回ご紹介したD様ver.以外にも、Marlena Shaw、Isaac Hayes、Chris Botti、ケイコ・リーなど世界中でカヴァーされ愛され続けている名曲中の名曲です。

 

 

Erykah Badu – 「Afro Blue」

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続いてはネオソウル・クイーン・Erykah Baduが歌う”Afro Blue“。

 

ジャズ・ピアニスト・Robert Glasperのグラミー受賞作『Black Radio』に収録されたこちらの楽曲ですが、元祖を辿ってみると時は1959年、キューバのコンガ奏者・Mongo Santamaríaに行き着くことがわかります。

ラテンテイストのブラック・ミュージックを中心に活動を続けていた彼が作曲した「アフロ風ワルツ」を、当時の女優・Abbey Lincolnが知り、自由の大陸アフリカへの望郷の想いを描く唄に変えヒットさせたのが同曲の起源なんだそうです。

(ちなみにMongo Santamaríaという名は、あのユースケ・サンタマリアの芸名の由来なんだとか…)

 

Erykah Badu、Robert Glasperという、現代のミュージック・シーンにただならぬ革命を起こした二人のアーティストによって生まれ変わった”Afro Blue”。

Erykah様ver.のほうが馴染みがあるよ、というSOUL iNDEX読者も少なくないと思いますが、これは是非オリジナルと聴き比べてみてください。
なかなかびっくりすると思います。

 

 

Me’Shell Ndegeocello – 「Ain’t Misbehavin’」


最後は常に時代の最先端をひた走るベーシスト/ヴォーカリストのMe’Shell Ndegeocelloによる”Ain’t Misbehavin’“。

 

Fats Wallerが作曲した同曲を現代ジャズ界きってのピアニスト・Jason Moranと共にカヴァーしたこちらは、これぞまさしく「現代ジャズ」とでも言えるようなハーモニーとリズムに満ちた刺激的かつ美しい作品に仕上がっています。

 

 

さていかがだったでしょうか?

 

それぞれのアーティストがそれぞれの形で表現し、そうして新たな魅力を獲得しながら受け継がれてゆくジャズ・スタンダードの名曲たち。

スタンダードの底知れぬ魅力にヤられたところで、SOUL iNDEX今日はここまで!

 

また次回~!

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