本日のSOUL iNDEXでは、ソウル・ミュージックを愛する皆さんに今にぜひ聴いてもらいたい「ソウル×エレクトロニカ」なサウンドを厳選してご紹介!
近年活躍の目覚ましい多彩なアーティストたちによる、ソウルフルでグルーヴィー、かつビビッドで未知の可能性を秘めたサウンドをお楽しみください。
注目の大型新人のデビュー盤にも注目◎
それでは早速参りましょう!
James Blake – 「Modern Soul」
まずはロンドン出身のシンガー・ソングライター/プロデューサーのJames Blakeが先日新たに公開したトラック、その名もずばり”Modern Soul“をご紹介します。
自身がMCを務めるラジオの中で初公開されたこのナンバーは、持ち前の音響感を継承しつつもソウルフルで内省的なヴォーカルがこれまで以上に強調された渾身の一作。
アーティスト・James Blakeの進化を確信させられる仕上がりとなっています。
Disclosure – 「Nocturnal」
続いては今年7月にフジロック出演のため再来日が決定したダンスミュージック・デュオ・Disclosureが、先日発表されたグラミー賞で二冠を達成したThe Weekndをフィーチャーしたナンバー”Nocturnal“。
この曲はDisclosureの2015年作『Caracal』のオープニングナンバーとして収録されているもので、魅惑的なヴォーカルとアグレッシブなトラックが絶妙に絡み合う痛快な一曲となっています。
視覚的な刺激まで考慮して作り上げられた二人のステージ、これは生で観たら楽しそうだな~。
ということで今年のフジロック、気になります。
Zedd & Aloe Blacc & Grey – 「Candyman」
https://soundcloud.com/zedd/candyman
ドイツ出身のDJ/プロデューサー・Zeddがソウル・シンガー・Aloe Blaccをゲストに迎え制作したという”Candyman“。
ドリーミーで心地良いトラックにAloeの伸びやかなヴォーカルが乗った、メロウなミドル・チューンとなっています。
アメリカ発祥のチョコレート・ブランド〈M&M’S〉とのコラボも兼ねた楽曲だという本作、実は71年のカルト映画『夢のチョコレート工場』の挿入歌である”The Candy Man“のリメイクなのだとか。
その元ネタとなっているのがこちら。
Eska – 「Shades Of Blue」
続いては、昨年、その年最高のアルバムを選出する『Mercury Music Prize』にノミネートされ一躍注目の的となったロンドンの新鋭女性シンガー・ソングライターのEska。
「ブラック・ミュージック版Joni Michell」とも評される彼女は、R&Bのブラックネスを秘めながらもフォーキーで、ジャズやエレクトロニカ、ロック、クラシックなどの影響も混ざり合う豊潤な世界観を展開し高い評価を受けています。
同じくUK出身のアーティスト・Laura Mvulaは彼女について「彼女はUKで最高の女性シンガーよ」と讃え、また世界的な選曲家として知られるGiles Petersonも「今UKでもっとも重要なシンガーのひとりだ」と絶賛の声を寄せているそう。
独自の世界観をハイクオリティなサウンドで展開するEska、今後の動向に注目が集まります。
Submotion Orchestra – 「Empty Love feat. Ed Thomas」
先に紹介したJames Blakeにも影響を与えたという、圧巻のライブパフォーマンスで人々を魅了し続けるダブステップ・バンド・Submotion Orchestra。
リリースされたばかりの通産4枚目となるオリジナルアルバム『Colour Theory』(日本では3月10日発売)に収録された”Empty Love“は、どっしりと重たいグルーヴと耳を刺激する多様なサウンド、そして都会の空虚感を訴えるかのようなEd Thomasのソウルフルなボーカルが妖しくも美しい世界観を生み出す至極の一曲。
他とは一線を画すカリスマ性すら感じさせる彼らの圧倒的な世界観に惑わされること必至です。
さていかがだったでしょうか?
こうして見るとやはりエレクトロニックなサウンドとなるとUK勢が強いですね。
音楽の未来を押し広げるソウルフルでエレクトロニックなサウンドに更なる以上の期待を込めつつ、SOUL iNDEX今日はここまで!
また次回~!