2014年も残すところ数時間となりました!
今年は皆さんにとってどんな一年だったでしょうか?
年末と言えば、公私共に何かと振り返ってみたくなる時期。
そこで今回の、2014年ラストのSOUL iNDEXでは、当サイトの執筆を担当筆者が選ぶ2014年を彩ったGOODミュージック14選!をお送りします。
THE・独断と偏見…というかテメェの個人ブログでやれよというくらいのアレですが、参考までに。
皆さんもぜひ今年一年で出会った素敵な音楽たちを振り返り、今日と言う日に改めて味わってみてはいかがでしょうか?
繰り返しになりますが最初から最後まで筆者の独断と偏見によるチョイスのため、ソウル中心ではありつつもかなり雑食な、ジャンルを問わない選曲となっておりますのでご注意ください。
あと恐らくこの一年の間ご紹介した楽曲とカブるものも幾つかあるかと思いますがその辺りもご了承いただければと思います。
一年の締めくくりだしたまにはいいじゃない!
とか言いつつまぁ普段から割と好き勝手やらせて頂いておりますが……。
お付き合いくださるSOUL iNDEX読者の皆様に、今年一年の感謝を込めて。
それでは参ります〜!
14作品もあるのでサクサクっといきますよ!
Me’Shell Ndegeocello – 「Friends」
まずは今年6月にリリースされたMe’Shell Ndegeocello2年ぶりの新譜から!
2012年作『Pour une Âme Souveraine: A Dedication to Nina Simone』が、2003年に亡くなったNina Simoneへの追悼作だったこともあって、純粋なオリジナル・アルバムというと少し久しぶりな感じ。
前作といい、ここ数年はジャズからの影響を感じさせるような穏やかで深いサウンドに傾倒していた彼女ですが、本作では活動初期を思わせる(尚且つ明らかに進化してる!)ようなクールで鮮烈なサウンドを聴かせてくれます。
音一つ一つにドキドキさせられてしまって堪らんです…
José James - 「Every Little Thing」
同じく6月リリースとなったジャズ・シンガー・José Jamesの最新作『While You Were Sleeping』から。
ジャズ界に大きなうねりを感じるここ数年ですが、その中核を担う一人だと思います、彼は。
これからジャズはどうなっていくんだろうな…
むせ返るほどのブラックさを持った過去数年の作品たち(『No Beggining No End』とか『BLACKMAGIC』とか)から一転、インディー・ロックさながらのサウンドで世界中のファンを驚かせた本作。
これパッと見せられたら誰も彼がジャズ・シンガーだなんて思いませんよね…。
来年の活躍もとっても楽しみです。
Dirty Loops – 「Hit Me」
日本でも大きな話題となったスウェーデン出身の3ピース・バンド・Dirty Loops。
YouTubeで公開していたパフォーマンスをきっかけにブレイクを果たすという、なんとも現代的な経緯で今年一躍時の人となりました。
メンバー全員まさしくバカテク。
上手すぎていつも聴く度に思わず笑っちゃうんですよね。(笑)
Mehliana – 「Hungry Ghost」
数々の名パフォーマンスを披露し95年のデビュー以降常に第一線で活躍を続けるピアニスト・Brad Mehldauと、2000年代のジャズ・メンの中でも現在最注目のドラマー・Mark Guilianaによるユニット・Mehliana。
う〜時代が切り開かれていく音がする〜〜!(笑)
来年3月には来日しBlue Note Tokyoにて日本公演を行う彼ら。
この衝撃は見逃せません。
絶対行く…!
Eric Harland – 「Relax」
今年8月にリリースされた、ドラマー・Eric Harlandの新作『Vipassana』から。
NYを拠点に活躍するネオソウル・シンガー・ Chris Turnerも参加した注目作です。
こうして見ると改めて、近年様々なジャンルの垣根が無くなってきている感じがしますね〜。
そういった流れ、すごく楽しいです。
あとコレは個人的にジャケットがかなり好みで、たしかそもそもはジャケ買いだった気がします。
Becca Stevens Band – 「You Make Me Wanna」
ジャズ/ポップ/フォークを得意とするシンガー兼ギタリストのBecca Stevens。
NTタイムズ紙に「NY最良の秘宝」と賞賛された彼女が率いるBecca Stevens Bandの新作『Perfect Animal』にも収録されている”You Make Me Wanna”は、R&Bシンガー・Usherの1997年作のカヴァー。
これはなんというか、アレンジの妙!
原曲も良いけど、このアレンジ個人的にすごくツボです。
音の粒のキラめきと内省的な空気感の危ういバランスがなんとも…!
来月待望の来日公演も控える彼女たち。
この愛くるしい声はぜひ生で聴きたい!!
Prince – 「Clouds」
殿下は今年も話題に事欠かなかったですね。
3rd Eye Girlと共同名義の新作と同タイミングで発表された殿下ソロ名義作『Art Official Age』に収録された”Clouds”。
こういうの聴くと、やっぱりこの人本当にすっごいよな〜〜と思います。(月並み)
日々どれほどたくさんの音楽を聴いたらこんな風に、常に新しく且つ自分のカラーをまとったサウンドが生み出せるんだろうな…恐れ入ります。
Hyleen Gil – 「Can You Love Me ft. Omar」
フランス出身のネオソウル界期待の新星・Hyleen Gil。
日本でも今年国内盤がリリースされるなど注目が高まる彼女の最新作『U&I』から、UKソウルの旗手・Omarをフューチャーしたこちらのナンバーを。
同アルバムは全編に渡って奇才ドラマー・Chris Daveが参加しており、鮮やかなグルーヴを聴かせてくれます。
Hyleenの個性的でクールな歌声、一度嵌るとクセになりますよ〜〜。
Taylor McFerrin – 「The Antidonte ft. Nai Palm」
今年渋谷のWWWにて単独来日公演も果たしたTaylor McFerrinの超豪華&超高品質なデビュー・アルバム『Early Riser』より、Hiatus Kaiyoteのヴォーカル・Nai Palmをフューチャーしたこちら。
ジャズ界の伝説・Bobby McFerrinを父に持つTaylorは、その父を始めRobert GlasperやJose Jamesなど豪華なゲストを迎え入れ、自身のセンスを惜しみなく詰め込んだデビュー作にしては完成度高すぎ(勿論褒めてる)なフルアルバムを今年5月にリリースしました。
評価は当然のこと上がる一方…来年以降どのようにしてこのデビュー作を超えてくるのか、非常に楽しみです。
Flying Lotus – 「Never Catch Me ft. Kendrick Lamar」
こちらはそのTaylor McFerrinとも関係の深いプロデューサー/アーティストのFlying Lotusが今年リリースした最新作『You’re Dead』から。
こちらの曲でフューチャーされているKendrinck Lamarの他、Herbie HancockやSnoop Dogなど数多くのビッグネームが参加したことでも話題の衝撃作となった同アルバムを引っさげて行われた日本公演も大成功に終わったFLO。
筆者も観に行ったのですが、なんていうか、さながらアミューズメントパークのような空間だったな…。
Submotion Orchestra – 「2L84U」
Gilles PetersonをはじめとするUKの錚々たるDJたちが賛辞を惜しまない7人組ソウル・バンド・Submotion Orchestraの過去最高と言われる最新アルバム『Alium』に先行する形で公開された”2L84U”。
意図してズラされたビートのループが生み出すグルーヴ、手法そのものは決して新しいものではありませんがこの取り入れ方はお見事…!
まんまとクセになってしまいました。
来年の活躍も楽しみです。
日本来ないかなー!
Mark Ronson – 「Uptown Funk ft. Bruno Mars」
UK出身のアーティスト/プロデューサーのMark RonsonがBruno Marsをフュ―チャーしたニューシングルを発表。
そのキャッチーで文字通りファンキーなサウンドで世界的ヒットを記録しました。
いやこれズルいですよねー!楽しいもん!(笑)
皆さんも年末にかけて様々な場面でこの曲を耳にしたのではないでしょうか?
Hiatus Kaiyote - 「Molasses」
Taylor McFerrinの項でもご紹介しました、Nai Palm率いるオーストラリア出身のフューチャー・ソウルバンド・Hiatus Kaiyote。
世界を舞台に躍進を続ける彼らの最新アルバムはいよいよ来年3月にリリースされるとのこと!
こちらはそれに先駆けてリリースされたEP『By Fire』に収録されたナンバーです。
めくるめく展開、耳を離れないグルーヴ。
引き込まれずにはいられません。
D’Angelo – 「Sugah Daddy」
14年越しの朗報に世界中で歓喜の雄叫びが挙がった12月だったのではないでしょうか。
2000年にリリースされた『Voodoo』以降待てども待てどもリリースされなかったD’Angeloの新作がいよいよ解禁されたのは本当につい先日のこと。
ウーン、そもそもトレーラーからかっこよすぎましたからね…
いや〜待っててよかった〜生きててよかった〜…!(笑)
さていかがだったでしょうか?
こうして振り返ってみると今年もお腹いっぱい音楽を楽しめたなぁ…
そういう意味ではとても幸せな一年でした。
この一年お付き合いくださったSOUL iNDEX読者の皆様に改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました…!
来年もめいいっぱい!ソウルフルなGOODミュージックを楽しんでいきましょうね!
ということで2015年も引き続き、SOUL iNDEXをよろしくお願いいたします。
それではSOUL iNDEX、また来年ッ!!!