タイトルや歌詞の中に食べ物の名前が入った曲、ってありますよね。
曲から漂う美味しそ~な香りに思わずヨダレが垂れてしまうこともしばしばな自称・腹ペコガールの筆者ですが、そもそも歌詞中に登場する食べ物たちは、各曲が創り出す世界の中でそれぞれ何かしらの大事な役割を持っていることが多いような気がします。
たとえば主人公の気持ちを代弁するものだったり、曲の世界観を鮮やかに彩るものだったり。
私たちの身近にある食べ物という具体的な「モノ」が登場することで、曲の世界が一気に身近に感じられたりもしますよね。
ということで今回のSOUL iNDEXは、腹減り注意の食べ物祭り!!
様々な楽曲のタイトルに登場する美味しそうな食べ物たちに焦点をあて、曲の世界観を味わい尽くします。
さてさて、それでは早速参りましょう~!
India.Arie feat.Musiq Soulchild – 「Chocolate High」
少し時期は過ぎましたが、毎年バレンタインの時期にいろんな場所で耳にするこちらから。
India.ArieとMusiq Soulchildという、R&B・ソウル界を代表する二人の実力派シンガーによる極上デュエットです。
二人の甘い甘い歌声が紡ぐ、ホットチョコレートのように濃厚な愛の世界。
愛する相手をチョコレートに例えるだなんて、もう完全に二人の世界ですねえ。
勝手にやってくれ。(遠い目)
二番のメロでは「ハーシーズ」「ネスレ」「ゴディバ」といったお馴染みのチョコレートの名前もちらほら出てきます。じゅるり。
Justin Timberlake – 「Strawberry Bubblegum」
ストロベリーガムの香りがする彼女に翻弄される男の切ない恋の物語、ってところでしょうか。
「出会った日にあの子が噛んでいたガムの香りが今じゃ僕の思い出の一部として焼き付いてしまって離れない…」
って、女々しいわ!お洒落か!!とか諸々突っ込みたくなってしまいましたが、もうJustin Timberlakeがカッコよすぎるので良しとします……。(敗北感)
Mayer Hawthorne – 「Wine Glass Woman」
続いてこちらも恋する男性目線の歌ですね。
ですがこちらは”Wine Glass”というだけあってJustinと較べるとオトナな雰囲気。
ワイングラスにディオールですからね…。
うーん、セクシー&ゴージャス。
2014年にはRecord Store Dayの開催に合わせてMayer Hawthorneと日本のアーティスト・坂本慎太郎のコラボ盤がリリースされ、その中で坂本慎太郎による同曲の日本語カヴァーが実現したりもしています。
限定生産のレアものなのでなかなかお目にかかれないかもしれませんが、見つけた方はそちらもぜひ。
The Black Eyed Peas – 「The Apl Song」
再結成の噂も囁かれるThe Black Eyed Peasの2004年作『Elephunk』に収録されている”The Apl Song“。
タイトルの”Apl”はリンゴ(Apple)を意味する……のかと思いきや、実はこれメンバーのapl.de.ap(アップルダップ)を指すワードだったりします。
apl.de.apの本名・Allan Pineda Lindoの頭文字を取ってきたんだそうな。
この曲は70年代に活躍したフィリピン出身のロック・バンドの歌をベースにして作られています。
MVにもフィリピン人かな?と思われる東南アジア系の人々が多く登場しますよね。
母親がフィリピン人で、養子に出されるまでフィリピンで暮らしていたapl.de.apにとって自伝的な位置付けの作品なようです。
久保田利伸 – 「Candy Rain」
ということで、日本のR&B界からご紹介するのは久保田利伸の”Candy Rain“。
恋する相手を「Candy Rain」に例えて二人の恋を「何ものにも邪魔出来ない甘い雨(恋)」と歌う、こってり甘々な良曲です。
久保田節炸裂ですね~。筆者昔からこの曲大好きです。
ちなみにNY出身のグループ・Soul For Realの代表曲のタイトルも、ズバリ同じく”Candy Rain”。
そちらも素敵なのであわせてご紹介しますね。

さていかがだったでしょうか?
くー、自分で書いておいてなんですが、やっぱりお腹すいてきました。
というわけでちょっと早めですがランチへと出動してきます!
ではではSOUL iNDEX、また次回~!