現在の音楽シーンにおいて度々話題をさらうのが、様々なアーティストたちによる個性的で魅力的なミュージックビデオの数々。
長い音楽シーンの歴史の中には、そのサウンドと並んでこれまで幾つもの名作と呼ばれる映像作品が生まれてきました。
映像が音楽そのものに与える影響って侮れませんよね~。
皆さんにも、皆さんそれぞれのお気に入りのミュージックビデオがあるのではないでしょうか。
ということで!
今回のSOUL iNDEXでは対象を2000年以降の作品に限定し、年々向上する映像技術と独創性溢れるアイデアが掛け合わさったGOODなミュージックビデオを厳選してご紹介します。
一度見始めたら最後まで目が離せないこだわりの作品たち、ぜひじっくりとお楽しみください♪
それでは早速参りましょう~!
Ed Sheeran – 「Lego House」
UK出身のシンガーソングライター・Ed Sheeranの2011年作。
曲自体は正統派ラブソングと言えそうなロマンチックな内容なのですが、映像の方はと言うと、なんだかシリアスな雰囲気…?
そしてその隣に…これは、レゴ……?
ハリー・ポッターシリーズのロン役で一世を風靡したRupert Grint演じる、自分のことをEd Sheeranと同一人物だと思いこんだ男がこの物語の主人公です。
…っていう設定だけで既に面白そうですよね!!!(単純)
現実世界のちょっと不気味なファンタジーにドキドキワクワクです。
そしてやっぱり気になるのが、画面左で実写とまるでそっくりに時間が進んでいくレゴワールド。
タイトルに引っ掛けた遊び心ってところでしょうか。
これもなかなか洒落っ気が効いていて素敵です。
しかもめちゃくちゃちゃんとしてるんですよね。
人や背景のレゴだけじゃなくてカメラワークまで実写と全く同じ!
かなりクオリティ高めです。
凝ってるな~。
Oren Lavie – 「Her Morning Elegance」
イスラエルのシンガーソングライター・Oren Lavieの2009年作『Opposite Side of the Sea』に収録されたナンバー。
全編ストップモーション・アニメーションで撮影された作品なのですが、いや、これはもう芸術…!
綿密に計算された一コマ一コマが連なって心温まる世界を生み出しています。
渋くも甘いOrenの歌と映像のコラボレーションはお見事。
これはほんとーーに、優しい気持ちになります…癒やし……。
The Pharcyde – 「Drop」
Hip-Hopグループ・The Pharcydeの2001年作。
『マルコヴィッチの穴』『かいじゅうたちのいるところ』などで知られる監督・Spike Jonzeが手がけたことでも知られるこの作品、兎にも角にもまずはご覧ください。
あれ?なんか変だぞ?と思った方、そう、実はコレ全編に渡って逆再生した映像でつくられている作品なんです。
通常ではあり得ない身体の動きが奇妙でどこかおかしかったり、思いもよらない方向から物が飛んできたりと一度観はじめると目が離せなくなります。
アイデア一発勝負のようにも見えますが、口の動きが合うように逆再生した歌詞をつくって、更にその歌詞を覚えて歌ってもらうという手間がかかっているのだそう。
まさに職人芸ですね。
Fun – 「We Are Young ft. Janelle Monáe」
アメリカのロックバンド・Funの2ndアルバム『Some Night』からシングルカットされたナンバー。
大人気TVドラマ『glee』でフィーチャーされたことをきっかけにヒットし、その後ビルボードランキングで首位を獲得しました。
とあるバーで一人の女の子のある行動をきっかけに繰り広げられるハチャメチャ。
ハチャメチャのハチャメチャ。
そこまでやらんでも…(笑)と思わず突っ込みを入れたくなる崩壊っぷりです。
撮影は物凄く楽しそうですが、後片付け大変だったろうなぁ…。
The Roots – 「When The People Cheer」
アメリカが世界に誇るHip-Hopバンド・The Rootsの2014年作。
The Rootsといえばこれまでにも様々な名作を生み出しています。
彼らの強烈なこだわりとユーモアのセンスに病みつきになっている人も多いのでは?
(ちなみに筆者は、以前ご紹介しましたが”The Next Movement”のMV(https://www.youtube.com/watch?v=qm7Xt2Qsjcg)が大好きです。メンバー全員お茶目すぎるんだよなぁ…。)
昨年発表したこのリリックビデオは全編アニメーション仕立て!
ポップでクール、流石のクオリティです。
かっこいい!
Bruno Mars – 「The Lazy Song」
最後はこちら!
今や世界の大スターとなったBruno Marsの2011年作です。
これを観る度に「だからBruno Marsって好きなんだよな…」と思わされて仕方のない筆者です。(笑)
同じ気持ちの方もきっといるのではないでしょうか。これはズルい~。
Brunoの化身(!?)かのようないかにもずる賢そうで、だけど憎めないお猿さんたちに囲まれ歌うBruno。
なんていうか、歌のお兄さんなんじゃないかなこの人のこの好感度…。(笑)
サビで思わず頭の動きを真似してしまう人続出必須!
暖かな春の日差しの下で聴きたい、キュートでハートウォーミングなナンバーです。
さていかがだったでしょうか?
ライブパフォーマンスも良いけれど、作品に溢れる音の可能性をぐっと広げてくれるミュージックビデオもまた、大好きなアーティストならぜひチェックしておきたいですよね。
アーティストたちこだわりのミュージックビデオを観て音楽をもっともっと楽しんでいきましょう!
それではSOUL iNDEX、また次回っ!