日差しの心地よい暖かさが沁みる今日この頃。
もうすーっかり、春ですね!
東京の桜はそろそろ満開の時期を迎えそうです。
暖かく気持ちの良い季節。
フットワークも軽くなって、寒い時期と較べると休日のお出かけプランなんかも前のめり気味に予定を立てようとついはりきってしまうのは筆者だけでしょうか。
そんな大がかりじゃなくたっていいんです。
たとえば電車で少し遠方に足を伸ばしたり、風を切ってあてどなくサイクリングにでかけたり…。
ああ、想像するだけでウキウキしちゃいます。
というわけで今回のSOUL iNDEXでは、そんなお気軽な旅の情景にピッタリと寄り添う、軽やかで優しくキラキラと眩しいサウンドをたっぷりとご紹介したいと思います。
題して『春のプチ旅のお供に!SOUL iNDEXが厳選する、春風を感じるGOODミュージックまとめ』!
気に入った楽曲はぜひプレイリストに入れて、この春の楽しいお出かけのお供にしてください。
それでは早速参りましょう~!
John Mayer – 「Stop This Train」
まずは2006年にリリースされたシンガーソングライター・John Mayerのアルバム『Continuum』に収録された”Stop This Train“。
旅に出るどころか「電車を止めて」とか言っちゃっておりますが……それでいいんです。
この曲の主人公(”John”と呼びかけられている箇所があるので、これはJohn Mayer本人のことと考えてよさそう)はその電車に乗って、「人生」という長い道のりをただ前へと進んでいきます。
そしてある時、未来へと進んでいくこと、年を重ねることにふと怯えた彼はこう言います。
「誰かこの電車を止めてくれよ」。
だけど勿論電車は止まりません。
Johnの父は言います。
「68歳になってみればいい、そのときには考えも変わってるハズさ」
「その列車は止めちゃいけないものなんだ。少しだけ、今の場所に居続けてごらん。列車は止まらないんだよ」
ただ前に進むしかない人生にまつわる、若さゆえの葛藤やヤワな感情を、どこまでもJohn Mayerらしい穏やかで暖かい歌声とギターの音色が彩る素敵なナンバーです。
この曲を聴いているといつも、何故だかタイトルとは裏腹に電車旅がしたくなってしまう筆者でした。
India.Arie – 「Therapy」
心に直接訴えかけるアコースティックでソウルフルな作品を多数発表する黒人シンガー・India.Arieの2009年作『Testimony vol.2: Love&Politics』に収録された”Therapy“。
「貴方のその包み込むような大らかで優しい愛、それはまさに私にとってのセラピーそのものなのよ」と歌う、ストレートな愛に溢れた快活な一曲。
晴れ渡る空と眩しい太陽にぴったりなサウンドです。
あー、海行きたくなってきた…
こんな風に愛し、愛されたら素敵ですよね~~~。
Reginald Omas Mamode Ⅳ – 「Keep On Walking」
UKクラブシーンのキーパーソン・Giles Petersonが目を付けたロンドン注目の才能・Reginald Omas Mamode Ⅳ。
D’Angeloを彷彿とさせる艶やかなグルーヴとスモーキーで土着的なビート、これはゼッタイゼッタイ聴いておくべし!!!!
ということでご紹介するのは2013年に発表された”Keep On Walking“。
Gilesと同じくアシッドジャズ・ムーブメントを語る際に外せないアーティスト・Roy Ayesの1976年作のカヴァーです。
ぼけっと観てると酔ってしまいそうなMVにも注目ですが(笑)、なにより、この曲の中毒性の高さには初めて聴いた時衝撃を受けました…これは溺れる……。
聴きながら歩くと思わず身体をぐらんぐらん揺らしてしまって不審者扱いされかねませんが(気をつけましょう)、でもこれ聴きながらお散歩するのはなかなか捗りそうだな~~!
Joss Stone – 「Don’t Start Lying To Me Now」
お次は、あまり馴染みの無い生活圏外の都会へ、背筋を伸ばして意気揚々と繰り出す時に聴いてほしいこちら!(いつの間にか勝手にシチュエーションを決め始めてしまった)(個人的なイメージはNY)
Joss Stoneの歌声を聴いていると、なんだか自分もカッコイイ大人の女性になれるような気がしてくるから不思議です。(何事もまずは気持ちが大事ですからねっ)
というわけでご紹介した”Don’t Start Lying To Me Now“は、UK出身のシンガー・Joss Stoneの2011年作『LP1』に収録された一曲です。
タイトに刻まれるビートとハスキーで色っぽい彼女の歌声にグッときます。
女性の皆さんは、この曲を聴きながらいつもより少し高いヒールの靴を履いて街までお出かけしてみるのもいいかもしれません。
Jamiroquai – 「Journey To Arnhemland」
最後はちょっぴり…というよりはだいぶ遠出になってしまいますが、Jamiroquaiのこの曲をご紹介して締めたいと思います!
ということで1995年作『The Return Of The Space Cowboy』に収録された”Journey To Arnhelmland“、このArnhelmland(アーネムランド)とは、オーストラリア・ノーザンテリトリー北部の地域の名前です。
一曲を通してコロコロと移り変わる表情は、未開の地を勇ましく探索し、切り開いていく探検家の熱い眼差しを思い起こさせます。
ライブ冒頭でも紹介されているディジェリドゥはオーストラリアの先住民、アボリジニが使っていた金管楽器。
この楽器のインパクトというか、雰囲気作りへの貢献は明らかですよね。
人を惹きつける力のある音だなぁ…カッコイイ…!
週末の休みを利用してフラッとアーネムランドへ…というわけにもいきませんが、音で楽しむ小旅行というのもたまにはリフレッシュになっていい、かも???
さていかがだったでしょうか?
爽快なGOODミュージックと一緒に旅に出れば、きっとその道中にはたくさんの素敵な出会いと最高の笑顔が待ち構えているハズ。
さてさて、ということで筆者は早速この週末プチ旅を決行しようかなと思っている次第です。
うーん、どこに行こうかな♪
では今日はこの辺で、SOUL iNDEX、また次回!