皆さんはこの人を知っていますか?
彼の名はMark Ronson(マーク・ロンソン)。
UK出身のDJ/シンガー・ソングライター/プロデューサーです。
彼の顔や名前に見覚えがないという貴方、ではこの曲はどうでしょうか。
Bruno Mars – 「Uptown Funk」
昨年リリースされたMark Ronsonと世界的人気を誇るシンガー・Bruno Marsの共作”Uptown Funk“は、イギリス・アメリカの両チャートで一位を獲得し、世界中でも爆発的ヒットとなった2014年を代表するナンバーです。
ここ日本でも、年末ごろから現在に至るまで(そう考えると本当に息が長い…!)ラジオをはじめとする各メディアで繰り返しオンエアされ続けているので、一度ならず耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。
ヘビロテヘビロテ〜。
“Uptown Funk”を手がけたことで今世界中から注目されるMark Ronsonですが、実はこれまでにも故Amy Winehouseのプロデュースで2008年のグラミー賞「最優秀プロデューサー賞」を獲得するなど、既にその実力はお墨付き。
ということで今回はそんな凄腕アーティストに焦点を当ててお送りします!
題して『今世界が注目するヒット・メイカー・「マーク・ロンソン」って何者!?』!
Mark Ronsonとは一体何者なのか、ヒットを連発する彼の音楽の魅力とは一体なんなのか。
彼が手がけた作品を通してその秘密を皆さんもぜひ探ってみてください。
それでは早速参りましょう〜!
Amy Winehouse – 「Valerie」
まずは先にも触れた故Amy Winehouseが歌った”Valerie“。
2007年に公開されたこの曲、実はリバプール出身のロックバンド・The Zutonsの楽曲のカヴァーだったりします。(これ意外と知らない人多いんですよね)
UKのシングルチャートでは最高2位を獲得し、彼女のライブの定番曲としてもお馴染みでした。
今回ご紹介した映像ではMark Ronson本人と共演していますね。
絵になる二人だなぁ…。
豊満で華やかなAmyらしいカヴァーです。
Erykah Badu – 「A La Modeliste」
続いてはネオソウル・クイーン・Erykah Baduをフューチャーしたこちら。
この楽曲が披露されたのは、2012年公開の映画『Re:Generation』内でのこと。
映画はドキュメンタリー形式で作られており、DJ Premier、Skrillex、Pretty Lights、Mark Ronson, Crystal Methodといった5名のDJ/プロデューサーを中心に、彼らがジャンルも世代も違うミュージシャンとコラボレーションし、伝統的なスタイルの音楽をリクリエイトして新たな楽曲を作るという内容になっています。
作品の中でMark RonsonはErykah Baduをはじめ、Yasiin Bey (Mos Def)、Trombone Shorty、Zigaboo ModelisteとThe Dap KingsのメンバーなどといったHip-Hop/ネオソウルのアーティストたちと共演し、ニューオーリンズジャズを取り入れた陽気でゴージャスな”A La Modeliste“を披露しています。
なんていうか、こういうのを観るにつけ、音楽をジャンルで区分することには何の意味もないんだなーとしみじみしちゃいます。
この映画、チェックしなきゃだなー…!
Lily Allen – 「Oh My God」
2007年にリリースされたMark Ronsonのアルバム『Version』に収録された、ロンドンのシンガーソングライター・Lily Allenをフューチャーしたナンバー・”Oh My God“。
ブラスの効いた痛快なナンバーに仕上がってます。
彩度が強くてバキバキしたサウンドと、その上をいたずらっぽい声色で奔放に駆け回るLily Allenのヴォーカルは相性ぴったり。
クールでキュートな魅力満点です。
MVもいい感じですね〜。
ぜひ通してご覧ください。
最後の最後にニヤリとさせられちゃいます。
っていうかMark Ronson、イケメン過ぎでは………。
Ghostface Killah, Nate Dogg – 「Ooh Wee」
2003年にリリースされたアルバム『Here Comes the Fuzz』に収録された”Ooh Wee“は、Ghostface KillerとNate Dogというアメリカ・Hip Hop界を代表する二人をフィーチャーしたナンバー。
こーれめちゃくちゃカッコイイですね。
1966年にリリースされたBobby Hebbの”Sunny”がこの曲の元ネタになっているようです。
TERIYAKI BOYZ – 「THE TAKEOVER」
Mark Ronson、なんと日本のアーティストともタッグを組んでいます。
ということで最後はこちら!
日本を代表するMCのILMARI、RYO-Z、VERBAL、WISE、そしてDJのNIGOという「4MC+1DJ」で構成されたHip Hopグループ・TERIYAKI BOYZ。
国内外の著名アーティストを迎え制作された彼らの2005年作『BEEF or CHICKEN』に収録された”THE TAKEOVER“は、Mark Ronsonがプロデューサーとして参加したことでも知られる意欲作です。
強烈なビートの上で展開される多彩なトラック、そしてこのグルーヴに乗る日本語のリリックがまた良い仕事してます。
濃厚なテリヤキソースのように、病みつきになるサウンドです。
さていかがだったでしょうか?
縦横無尽に広がるMark Ronsonの音楽、その全てに共通して言えるのは彼の音楽から溢れる強烈なワクワク感なのではないかと個人的には思います。
身体を動かさずにはいられない、世界中のリスナーのハートを鷲掴みにするキャッチーで色鮮やかなサウンドは彼ならではと言えるのではないでしょうか。
今年は一体どんな楽曲で世界の目を釘付けにしてくれるのでしょう。
楽しみすぎますね〜。
ということで今回はここまで!
SOUL iNDEX、また次回〜!