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Matome Article

2015年8月05日

あなたはいくつ知ってる?○○に捧げられたトリビュートソングまとめ

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愛を囁く曲、涙を歌う曲、平和を祈る曲……。

私たちが日頃耳にする楽曲にはそれぞれ様々な想いが込められているものですが、その中でも今回SOUL iNDEXで特集するのは「○○に捧げられた曲」!

 

本来数多くの大衆に向かって歌を届けるはずのアーティストたちが、敢えてたった一人の個人のために作り、歌う楽曲。

そこにはアーティストそれぞれの並々ならぬ熱い想いが詰まっているはず…!

 

ということで、早速チェックしていきたいと思います。

 

それでは参りましょう~!

 

 

「Sir Duke」 – Stevie Wonder

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日本でもCMなどで使われ親しまれてきたStevie Wonder御大の”Sir Duke“。

1976年にリリースされたアルバム『Key Of Life』に収録されたこの曲は、翌年にシングルカットされ全米シングルチャート二位を記録するなど大ヒットとなりました。

 

“Sir Duke”という名前からも察しが付く通り、この曲は1974年に亡くなった伝説のジャズ・ピアニスト・Duke Ellingtonに捧げられたものです。

歌詞の中には彼は勿論のことCount Basie、Glenn Miller、Louis Armstrong、Ella Fitzgeraldなど多くのジャズマンが登場しています。

 

音楽の素晴らしさ、身体で感じる音楽の喜びを歌ったこの曲。
Stevie自身がDuke Ellingtonらの音楽を通して体験してきた感動が歌に込められているようですね。

 

 

「Antonio’s Song」 – Michael Franks

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AORを代表するシンガー・Michael Franksの1977年のアルバム『Sleeping Gypsy』に収録された”Antonio’s Song“は、ボサノヴァの父と言われるAntonio Carlos Jobimに捧げられた柔らかい感触に満ちたアーバンなボサノヴァ・ナンバー。

 

筆者が個人的にこの曲最高だなぁと思うのは、敬愛するAntonio Carlos Jobimの世界観を称えると同時にこの歌詞そのものが素晴らしく洗練されたものだというところですね。

歌詞が描き出す生き生きとした情景に惹き込まれ、アダルトで甘いサウンドに酔わされる。Yes, 最高です。

 

 

「Song About Jane」 – Maroon5

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続いてはアメリカが誇る人気バンド・Maroon5の大ヒットアルバム『Song About Jane』。

そう、これ一曲単位ではなくアルバム全体がとある人へと捧げられたという大作なんですよね。

 

その「とある人」というのが、ヴォーカル・Adam Levineの元カノ・Janeさん

 

 

め、めちゃめちゃ個人的。。。(笑)

 

 

アルバム収録曲全てが彼女とのあれこれにまつわるものだ、ということで改めて聴いていみると聴き方が思いっきり変わります。(ニヤリ)

ちなみにこのJaneさん、あの「Vogue」の編集者を務めていたバリバリのキャリア・ウーマンだったとのことです。

 

 

「Liliquoi Moon」 – Me’Shell Ndegeocello

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Me’Shell Ndegeocelloの2003年作『Comfort Woman』に収録された”Liliquoi Moon“。

筆者はしばらくこのタイトルを「~の月」という意味だと勘違いしていて、「Liliquoiってなんか神秘的で綺麗な響きだな~。ンデゲオ姐さんらしいな~。」などと思っていたのですが、最近になってふと気になり意味を調べたところ(遅い)、どうやら個人名だったようです。

 

Liliquoi Moonは映画『High Fidelity』にも出演した女優であり、またLenny Kravitzの前妻としても知られる人物。

 

この曲はLennyと離婚後のLiliquoiに向けて書かれたンデゲオ姐さん流のラヴレターだったそうです。
(しかし想いが実を結ぶことはなく、2007年にLiliquoiは某俳優との間に子供をもうけました)

 

 

「Dillalude3」 – Robert Glasper

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最後は現代ジャズの革命児として今や飛ぶ鳥を落とす勢いのRobert Glaseper

 

久々のRobert Glasper Trio名義での最新作『Covered』の日本盤限定ボーナス・トラックとして収録された”Dillalude3“は、かねてより故・J Dillaからの音楽的影響について口にしてきたGlasperによるDillaに向けたトリビュート作品。

Dillaを思わせる心地よいループとGlasperならではの優しく豊かな音色のピアノに魅了されること間違いナシの良作です。

 

3、ということで当然1、2もあるのでそちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

 

 

さていかがだったでしょうか?

 

各アーティストの、個人的な想いがストレートに表現された楽曲たち。

いつもとは少し違う彼らのプライベートな表情にはなんだかドキッとさせられてしまいますよね。

 

SOUL iNDEXでは引き続き、様々なテーマで前のめりに音楽を楽しんでいきたいと思います。

 

ということで、また次回ッ!

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