SOUL iNDEX読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます!
2016年もSOUL iNDEXと共に、多種多様なGOODミュージックとの出会いをお楽しみくださいませ。
さて2016年一本目となる今回は、新年早々飛び込んできた悲しいニュース、世界的歌姫・Natalie Coleの死を悼んでこんな企画をお送りします。
題して『七色の声を持つ歌姫・ナタリー・コールが遺した極上デュエットまとめ』!
深く豊かなヴォーカルでソウル界、ジャズ界の双方で長年に渡り高い評価を受けた稀有なヴォーカリストであったNatalieは、自身のオリジナルはもちろん生前には数多くのアーティストと極上のデュエットを披露しています。
中でも偉大な父・Nat King Coleとの時空を超えた共演作”Unforgettable“は世界的大ヒットとなるなど多くの人に愛されました。

今回はそんな彼女が変幻自在の色鮮やかな歌声を武器に数々の大物と繰り広げた、素晴らしいパフォーマンスを厳選してたっぷりとご紹介します。
それでは早速参りましょう!
with James Taylor – 「Baby It’s Cold Outside」
まずはボストン生まれのシンガーソングライター・James Taylorとの共演作”Baby It’s Cold Outside”
クリスマスに合わせてリリースされた作品ということで冬らしい、頬を撫でる冷たい外気と愛に溢れた家の中の温もり、団らんを感じさせるような一曲です。
暖炉の前で恋人同士がおしゃべりをしているような甘い雰囲気には思わず頬が緩みます。
with Whitney Houston – 「Bridge Over Troubled Water」
続いてはNatalieに先立ち2012年にこの世を去った世界的シンガー・Whitney Houstonとのパフォーマンス。
Simon & Garfunkelの名曲”Bridge Over Troubled Water“を二人の歌姫による温かく豊かな歌声で魅せました。
腰を下ろし並んで歌う二人の共演は、まるで慣れ親しんだ旧友同士の他愛無い語らいのようでもあります。
穏やかで優しく、朗らかなムードに心が安らぎますね。
with Dionne Warwick – 「You’ve Got A Friend」
歌姫の共演といえば、前述のWhitneyの従姉妹にあたるシンガー・Dionne Warwickとの共演映像もあったりしますのでこちらもご紹介しましょう。
二人が披露したのはCarol Kingの代表作”You’ve Got A Friend“。
こうして聴き比べるとWhitney、Dionneの歌声の違いは勿論のこと、それに呼応するNatalieの表現にも違いが見られて面白いなと思いました。
Whitneyとの共演では自由さ、そして先に述べた通り他愛なく語らうような肩の力の抜け具合が感じられたのに対し、Dionneとステージに立ったNatalieの歌声には純朴さ、そしてDionneに丁寧に寄り添い歌う繊細で華やかな表現が感じられます。
歌う相手によって異なる化学反応が生まれそれが新たな魅力として花開く、これはデュエットならではですよね。
with Tony Bennett – 「Watch What Happens」
続いては昨年Lady Gagaとの共演作を発表したことで若いリスナーからも大いに注目を集めることとなった大スター・Tony Bennettとの共演ナンバー”Watch What Happens“。
ベテラン二人によるゴージャスで優美な王道デュエット、これはもう流石の一言です。
with Ray Charles – 「Fever」
ラストを飾るのはレジェンド・Ray Charlesとの共演作”Fever“。
生々しいベースラインに乗って妖しく揺らめく演奏に、二人の魅力的なヴォーカルが絡みつきます。
セクシーですよね~。超かっこいい。。。
歌声、演奏される音の全てが生き生きとした輝きを放つ名作です。
さていかがだったでしょうか?
20世紀後半の音楽史に名を刻んだ歌姫の素晴らしい歌声に胸がいっぱいになったところで、今日はここまで!
SOUL iDNEX、改めて本年もよろしくお願いします!
それではまた次回~!