本日のSOUL iNDEXはアメリカのソウル/ファンク・ミュージックの歴史における最重要人物、JBことJames Brownの1966年のヒット曲”It’s A Man’s Man’s Man’s World”に焦点を当て、世界中でヒットしたこの曲に敬意を払い愛情たっぷりにカヴァーした様々なアーティストたちの名パフォーマンスをご紹介します。
アーティストそれぞれの魂がこもった歌声をお楽しみください。
それでは早速参りましょう!
Christina Aguileraヴァージョン
まずは歌姫・Christina Aguileraの2007年グラミー授賞式で披露されたパフォーマンス。
会場の熱い視線を一手に引き受け、豪華なバックバンドを引き連れ上下真っ白なスーツで歌い上げるAguilera、その貫禄たっぷりの立ち姿には惚れ惚れしてしまいます。
抜群の表現力と凄みの利いたソウルフルな歌声は流石の一言です。
Sealヴァージョン
ストリングスの美しさ際立つバックの演奏に乗せてエモーショナルに歌い上げています。
語りかけるようでもあり、祈るようでもあるSealのパフォーマンス、これはグッときますね〜。
Etta Jamesヴァージョン
お次はロサンゼルス出身の伝説のブルース/R&Bシンガー・Etta Jamesによるカヴァー。
彼女の武器とも言える懐の深〜い歌声とJBの世界観、これは相性よすぎですね。So Cool!!!!
静かに情熱を燃やすかのようなバックバンドの演奏も本当に素晴らしいです。
Joss Stoneヴァージョン
続いてはUK出身のシンガー・ソングライター・Joss Stone。
どうですか、この洗練された世界観…!(笑)
キーラ・ナイトレイが主演する世界的ブランド・CHANELのコマーシャルのため制作された映像と相俟ってオリジナルとは全く異なる世界観が展開されています。
なるほど、こういう解釈もできるのねー、という感じ。
Jossの歌声自体は相変わらずソウルフルにキマってるんですが、映像やバックのサウンドでここまで雰囲気が変えられるのかと驚かされます。
っていうかキーラ・ナイトレイ超カワイイな……。
Postmodern Jukeboxヴァージョン
Scott Bradlee率いるPostmodern Jukeboxの、チェロ、ハープ、ピアノにコントラバスとドラムが加わったクラシカルな編成にシンガー・Morgan Jamesがその美しくもソウルフルな歌声を横たえます。
ハープの優雅な響きとJBの楽曲、思ったよりもマッチしていてビックリですねこれは。
James Brown & Luciano Pavarottiヴァージョン
最後はご本人登場、そしてその隣には、えっ、と誰だっけこの人……!?
ということでこちら。必見です。
JBの隣に立つのは2007年に亡くなった世界的オペラ歌手のLuciano Pavarotti。
いやはや、こ~んな豪華な共演が過去に実現していたんですね。
凄い、めちゃめちゃ凄いんですけど、なんか笑えますこれは(ごめんなさい)
いや〜。これはズルいわ〜。(笑)
クライマックス、二人の声が絡み合うシーン(3:12あたりから)なんかも特に見逃し厳禁ですのでぜひご確認を!
音楽のスケール感にただただ圧倒されるばかりの名パフォーマンスです。
さていかがだったでしょうか?
ファンクの帝王として多くのアーティストに影響を与え、音楽史にその名を残し世界中から愛されてきたJames Brown。
そんな彼の代名詞とも言える名作に乗せて心に迫る歌声を披露した数々のアーティストたちの名演に胸打たれたところで、今日はここまで!
SOUL iNDEX、また次回〜!