「世界三大ジャズ・フェスティバル」といえばどこのことなのか、皆さんご存知ですか?
今回のSOUL iNDEXでは、世界各地でアツい盛り上がりをみせるジャズ・フェスティバルの中でもひと際大きな注目を集める「世界三大ジャズ・フェスティバル」をご紹介!
「ジャズ・フェスティバル」とは言っても例年ジャズ界以外からもヴァラエティ豊かなアーティストたちが続々登場し人々を魅了している各フェス。
SOUL iNDEX読者の皆さまにもぜひチェックしてほしいソウルフルなステージも実はたくさんあるんです!
それぞれの概要を確認しつつ、歴代の名パフォーマンスもしっかり堪能していきたいと思います。
それでは早速参りましょう!
ニューポート・ジャズフェスティバル
まずは1954年に始まった、ロードアイランド州ニューポートで毎年8月に行われるNew Port Jazz Festival。
ジャズ・フェスティバルの草分け的存在として世界中にその名を知られ、60年以上の歴史の中で数多くの名演が生まれました。
ニューポートといえばNYの避暑地としても有名なエリア。
夏には多くのセレブたちがここに集結するのだとか。
夏の太陽の下で心地よい風と白熱のステージを一度に楽しめるなんて、なんたる楽園…!
■Ledisi
そんなNPJFの2008年のステージに登場したのはニューオーリンズ出身のシンガー・Ledisi。
初めてステージに立ったのは8歳の時というなんとも長い芸歴の持ち主である彼女は、その長年の活動で培った迫力満点のパフォーマンスで観衆を魅了しました。
実力派として知られる一方でその声自体にも定評がある彼女。
天まで突き抜けるような強くしなやかな歌声が心地良いですよね。
■Tower Of Power
1992年のNPJFに登場したのはホーン・セクションの圧倒的なプレイやグルーヴ満点のリズム・セクション、エイキサイティングなヴォーカルで人気を集めるファンク・バンド・Tower Of Power。
屋外で聴くホーン・ファンクは最高ですよね!これはアガる!
唯一惜しいのはこの公演当時が雨模様だったこと。
傘さしてたら踊れへんやんけ!!!!
とはいえ悪天候を跳ね返すほどのエネルギーを持ったステージ、まさに圧巻の一言です。
モントレー・ジャズフェスティバル
ニューポートに続く1958年にスタートしたのがカリフォルニア州の港町・モントレーで始まったMonterey Jazz Festival。
1989年にはモントレー市と友好関係にあった石川県七尾市でモントレー・ジャズ・フェスティバル・イン・能登がスタートし、こちらも世界中でただ1箇所本場以外で『モントレー・ジャズ・フェスティバル』 の名称の使用を許されたイベントとして今日まで継続しています。
■Snarky Puppy
そんなMJFに登場したのはUS屈指の敏腕たちにより結成されたSnarky Puppy。
進化し続けるアンサンブルとグルーヴで人々を熱狂の渦へと巻き込みました。
この人たちも今やジャズフェスの常連ですね。
自分たちのサウンドについて「ジャズ+ファンク+ダンス+フュージョンを融合したジャンル《jafunkadansion》」としている彼ららしい、”踊れるジャズ”が炸裂しています。
■The Philadelphia Experiment feat. Booker T. Jones
続いてはThe Rootsの首領として知られるドラマー・Questlove率いるThe Philadelphia Experimentとオルガンジャズの巨匠・Booker T.Jonesによる貴重なコラボステージ。
The Rootsや、D’Angeloのバックで演奏しているQ氏とはまた随分イメージが違いますね。
豪華面子によって繰り広げられる小気味よく展開するオルガンジャズ、これは贅沢だな~。
モントルー・ジャズフェスティバル
最後にご紹介するのはスイスのレマン湖畔にある町で1967年にスタートしたMontreux Jazz Festival。
「モントルー」と、先ほどご紹介した「モントレー」、更に言うとカナダには「モントリオール・ジャズ・フェスティバル」があったりして…。
なんかこのへんややこしいんですよね。(笑)
同フェスは、有名ジャズマンは勿論、ロック・ポップス・ソウル各界からもひと際多くのビッグネームが多数出演することで知られています。
■D’Angelo
これ以降15年も表舞台から姿を消しちゃうだなんて、この時は誰一人知る由もなく……。(笑)
これぞD様!なエネルギーとグルーヴに満ちたパフォーマンスが披露されています。
この時から15年の時を経て、ようやく次のステージへと駒を進めた2015年。
そして2016年。今後のさらなる進化とその活躍に期待せずにはいられません。
■Sade
Sade女史とフェスって、なんだか意外な組み合わせな気がしてしまうのですが、これって筆者だけでしょうか。
日が沈んできた頃に野外で聴く彼女の音楽は最高でしょうね~。
オトナな一夜となること間違いなしです。
なんせサックスがエロい。(笑)
さていかがだったでしょうか?
残念なことに各フェスとも日本からだと実際にはそう簡単にひょいと足を運べるものではありませんが(泣)、でもこうして映像が残る時代に生まれてほんっっっとによかった!!よかったねみんな!!!!(号泣)
インターネット様には足向けて寝られません、マジで。
ということで本日のSOUL iNDEXはここまで!
また次回~!